■ブナの森は冬支度。
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■ブナの森は冬支度。
ナラタケの発生が終盤となり、見掛ける事も減ってきました。これも「11月でも夏日現象」の影響で、会津でも10月上旬の雨続きから一転して、今では山が乾いてきている。晴れ間が増えて湿度が減り、気温は変わらずで低温から平年に、こうなるとキノコは見つけづらい。ナラタケが里で発生してきたので、ちょうど良型の株に出遭った。パキパキのボリボリ、アースカラーの最高のナラタケだった。 軸は太くて、傘もしっかり、サイズだって大きいものはテニスボール大。中秋を過ぎて涼しくなってからの収穫は、虫が少なくて良いですね。こいつ、どうしてやろうか。これまで食べた事のないナラタケの天ぷらで、ナラタケ本来の味を堪能してやろうじゃないか。 軸はシャキシャキで噛み切れないほどの歯ごたえ、縦に裂けるので”なるほどね”って。傘はヒダがしっかりしていてナラタケ本来の甘味アリ。シメジと同等の旨さだが、深みはシメジには負ける。ゆでて和え物の時よりも、2段階上の濃厚な味が出てきた。絶品だ。 揚げ物向きのナラタケはあまり採れないが、採れた時は1回は天ぷらで食べよう。まだ一生で1度しか味わっていないので、1シーズンで1回計算、70歳までには10回以上食べよう。良い目標が出来た。
落葉が早く始まっっているので、落ち葉が目立つようになりました。キノコ採りも困難を極め、中級者以上の経験がないと、なかなか収穫までには至りません。落ち葉が降ってくる景色は美しく、ひらひらはらはらと風に吹かれる様子は、絶景の1つでしょう。加えて陽光が差し込めば、晩秋へと向かう季節をはっきりと感じ取れます。 唯一遅れていたハタケシメジの発生がピークのようで、当宿の敷地内も数日目を離すとポコポコと出ています。犬が好物なので先に食べられないようにしないと、簡単にやられます。ハタケシメジはどちらかと言えば例年よりは少ない発生のようです。身近な美味しいシメジ類の中では群を抜いて人気ですね。だってホンシメジは身近じゃないですから、いくら美味しくたって採れなきゃ食べられません。 サクラシメジは終わったかと思えばまとまった雨があるたびに出てきます。さすがにもう終わりですが、季節が進むにつれてワイン色が濃くなっています。今年はサクラシメジを天ぷらでガッツリ頂きました。計3回、胸やけせずに、贅沢なおかず。シメジじゃなくヌメリガサの仲間ですが、その十分な身の厚さは満足な食べ応え、旨いです。以前は9月中に採れていた時には、夕食にお出ししたりしていました。 これからはナラタケ、ナメコ狙い。ナラタケは里まで下りてきました。モミジも葉を落としていますので、里でもキノコ採りは難易度高いですよ。
さてさて、保存用のキノコもほぼ確保できたので、ブナの森に探検です。狙いはナメコとナラタケですが、昨秋は最悪で何も出ていなかった。2年ぶりにいかがなものか。10月に月が変わってからの、急激な気温低下と連日の雨で、里のキノコは潤った。山のキノコはどうだろう。 沢沿いではチャナメツムタケの出始めで、ナメコは無し。本流に降りるとしばらくはめぼしいものはなかったが、どうやら週末にはキノコ採りも入っているようだ。足跡がはっきりとあり、なかなかのキノコ採り野郎だ。ここまで入ってきているとは、やるな。 ナメコは1粒だけという不思議な収穫でしたが、これからなのか。ナラタケが良いタイミングでキロ単位の収穫になった。その他、ブナハリタケ、ブナシメジ、満足の収穫量になった。でもねえ、キノコ採りにクマスプレー持参は悲しいね。クマスプレーを使うシチュエーションが増えるなんて、いやだねえ。
マツ林のキノコ探しは意外と難しい。だいたいは人が歩いた跡があって、だいたいはマツタケかシシタケ狙いだろうが、やや荒らされている。もっとも困った事は、旧舘岩村の舘岩地区にはマツ林が少なく、針葉樹林にポツンポツンとアカマツが混在している場合が多い。雑キノコ狙いの自分には十分ではあるのだが、まだ絞り切れてはいない。 ハツタケとアカハツは仲良し。青と赤なんて表現している人もいるが、比較的道端で発生している。傷つけると青変するので、見分けも容易。道端に発生するから踏まれていると青変しているので、これまた青信号サインが点滅中だ。傷ついていても、自分は喜んで拾っていくよ。 ハツタケとアカハツは一緒に料理する。以前は青のハツタケだけを採ってスープにしていたが、初めて混ぜご飯にして頂いた。ハツタケの相性は和風で醤油ベースと決まっていて、簡単で良い。小さい頃の家庭の味と言う人も多いそうだ。海沿いでも山の麓でもなじみのある美味しいキノコ。冷蔵庫にあった豆苗と鶏肉のささ身も刻んで和えると、これまた絶品に仕上がった。色はもう青も赤も関係ないのだ。 次はハツタケ狙いで野山をさまよう事に決まった。長く食べられるように保存用にしたいね。長雨が落ち着いてきたから、こっちも急ごう。
マツ林に発生するキノコは美味しいキノコが多い。ハツタケ、アカモミタケと出て、アミタケの番が回ってきた。アミタケはこの秋の課題にしていたキノコなので、実に嬉しい。同定から始めてしっかり特徴を把握し、試食まで。傷つけても変色せず、湯にくぐらせるとここで紫色に変色、間違いなし。やややわらかめのキノコなので、面倒でも丁寧に収穫しよう。ゴミ汚れは水で洗えば簡単に落ちる。 試食はストレートにめんつゆ。癖がない、イコール特徴がないという事だが、万人向きであるのだよ。保存にも適していて、古くから親しまれてきたキノコ。それもそうだ、アスファルトの道の横で採れちゃうくらいに里のキノコだ。たった1本のマツでも発生するアミタケはあまり不作がなさそうだ。自分たちにはありがたいキノコになる事、必至。
秋のアンズタケが収量の期待ができるので、自分たちご飯の第2弾です。バター炒めのべースは一緒ですが、チャーハンで頂きました。これが美味いの何のって、自生のキノコ料理過去一番の感動でした。追いバターと追い黒コショウが仕上げの決め手だったね。サラダは福島県が生産量日本一のツルムラサキ。 アンズタケの本来の魅力に魅了されてしまい、何とか保存できないものかと考えている。秋なので日照の問題から乾燥保存は無理としても、ベースごと保存が最適か。味は決まっちゃうけど、冷凍でなら大丈夫そうだ。と言う事で、アンズタケを本命で狙いに行こう。アンズタケの旅が始まる。1週間が勝負かな。
古民家に移り住んでもうすぐ1ヵ月。すべての部屋が日本間で、障子で、だから隙間をテープで塞いでも、なかなか塞ぎきれないのね。けれどもファンヒーターを点けると思っているよりも早く室温は上がる。不思議なお家です。 たくさんの方から閉館を惜しむようなお言葉を頂戴しています。もともと...