2025年、新しい1年が始まりました。年末からの断続的な寒波で、奥会津はかつてのような雪国の風景になっています。夏の暑さや温暖化を忘れさせてくれますが、これも温暖化の現象の1つなのでしょう。檜枝岐村の積雪は年始で150cmほどとなり、隣の舘岩地区も同じようなものですが、小雪に慣れてきているためか、12月にしては多いみたいです。年末年始にしては気温が低いままで真冬日も珍しくなく、非常に過ごしにくい日々が続いています。
さて、表題にあるように、当宿は事情により閉館となりました。2001年12月に新築開業し、2024年11月30日宿泊分の営業で終了となり、およそ23年間の会津高原における宿泊業に幕を下ろしました。閉館については当初は決まっておらず、中期の休館の予定でしたが、この機が一つの契機と考え、閉館としました。開業よりフライフィッシングの専門宿として多くの皆様にご利用いただき、たくさんの思い出とともに年月を重ね、幸せな宿屋であったと感じています。その間の幾多の致命的な社会情勢にも負けず、地区で唯一の冬を中心としない宿はいたって元気に営業をしてきました。東日本大震災、コロナ禍、甚大災害、温暖化、身内の介護問題など、これからも継続して付き合わなければならない事象はありますが、夫婦2人と犬1匹に健康と喜びの時間があった事、お客様や地元の皆様に見守られながら過ごせた事、誠に感謝しております。当宿利用者が減り、営業の存続が困難になったわけではありませんので、お間違えの無いようにお願い致します。プラス思考の閉館です。
今後は宿泊施設やまゆきかわゆきは次の所有者へ譲る事となります。建物は新しい所有者が続けて保持していきます。新たに宿泊業をされるか否かは未定ですが、宿泊業開業の意向もお持ちの方になります。開業の折には、機会があればご利用いただけると嬉しいです。
これから自分たちは充電期間に入ります。年末に舘岩地区内に転居しバタバタしたまま新年を迎えました。現在は古民家にて過ごしており、まだそれほどの歳でもないのに、スローに暮らしています。次の暮らしも舘岩地区でと思っていますので、また皆様といつか交差する時がありましたら、よろしくお願い致します。冬は昨年と同じくオーナーはスキー指導員に、嫁はレストハウスに、犬は毎日ストレス抱えて留守番となります。とりあえず春までは昨シーズンと同じサイクルで暮らしていきます。そして、4月1日は渓流釣り解禁、どこかで釣りでも。
転居とともに固定電話は解約し携帯電話のみ、光回線だけ継続で宅内配線しネット環境はそのままです。メールアドレスやフェイスブック等のSNSもそのまま、漁協の役職もそのままです。閉館以外は何も変わっていないと言えば、そうですね、変わっていませんね。
屋号の看板は車庫で眠っています。裏面は色褪せずにきれいなままです。吹雪があっても倒れないようにとがっちり重めに作り、期待通りにビクともしませんでした。引越しでは「やたらと重い粗大ごみ」でしたが、粗大ごみの回収が春までないので保管中です。二代目の看板も10年以上頑張ったので、休ませてあげましょう。
やまゆきかわゆきは、奥会津を楽しむための宿です。
天気予報を確認してからの直前予約も大丈夫です。
お気軽にお問合せ、ご予約下さい。
やまゆきかわゆきFBは、https://www.facebook.com/Yamayukikawayuki
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