4月に入ってからは雪は降らず、晴れれば霜が降りるというお天気の流れ。朝は0℃で昼は15~18℃、温暖化の春です。この土地は5月中旬まではミゾレが降るので、遅い霜もずっと続きます。遅霜(おそじも)注意報なるものが出され、「あまり早く田んぼや畑をやるなよ~、苗がやられちまうぞ~」と、注意喚起が定期的に防災放送で流れます。農協も声を大にして、呼びかけています。
雪が少なくなると、山菜採りに出掛けるタイミングが難しいですね。山菜も、キノコも、釣りも、下見は欠かせません。いくつか候補地を下見で巡回して、季節の巡りと山菜の出方のギャップを把握します。ギャップとは、空気は早春でも、山菜は早春の手前で寝ています。簡単に言うと、季節が2週間早くても、山菜は2週間早く出るわけではない。そう言う事です。
狙いはズバリ、コゴミ(正式名称クサソテツ)。今年の状況を説明して、メインターゲットとサブターゲットを絞り込んで、いざスタート。コゴミが出てきたところで採り方を伝えて、実践してもらいます。長めものは折れば良いですが、短いめの上物はめくるように採ります。株元に近い太い部分は白く、そこが少しヌメリがあり、柔らかい、美味しいんですよ。時間は着実に進んで、やがてご夫婦は無言に。思い思いに収穫して、時折写真を撮って情報収集、独り言も聞こえますね。大人が新しい事に夢中になると、カッコ良いです! コゴミの収穫はキロ単位に達したので、一区切りとしました。そのままにしておくと、ずっとやっていそうなので、止めます。ドクターストップです。
コゴミ採りで思った以上に時間を割いたので、サブは採りやすいヤブカンゾウにしました。地元では食べる人はいない、ただの雑草扱いです。山菜の本には堂々と掲載されている春の採りやすい山菜で、早春らしく甘味がある山菜です。田畑の脇に良く出ていますが、だいたいが私有地ですので、問題なさそうな場所まで案内して収穫します。田畑の脇で採っても怒られないですが、止めておきましょう。不審者になっちゃいますから。根の上でカットして、日陰の柔らかいものを集めます。根の上が白くなっていて、そこがウルイと同じく甘さを感じます。美味しいですよ。地元は採らないので、採り放題です。
山菜2品目で時間となり終了しましたが、楽しく過ごせたのであっという間でした。太くて緑の濃い上物のコゴミと初体験の出始めのヤブカンゾウ。お天気良く、タイミング良く、帰ってからも忙しいですね。アサツキをお土産に用意しておいたので、おまけに差し上げました。帰りの車の中は、ネギ臭かったでしょう。
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