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2026年9月19日土曜日

ドライガイド、7月下旬-2。(2026.9.19)

 南会津西部漁協と檜枝岐村漁協は関東首都圏から最も近い東北です。西那須野塩原ICから車で60分で到着する距離感であって、もっと分かりやすく言えば那須塩原市の隣町であり、日光市の隣町でもあります。箒川で釣りした事のある人であれば、あと30分ちょっと車で走れば舘岩地区(旧舘岩村)に着きます。最も近い東北ならば、自分は最も近いフィッシングガイドになりますね。実はガイド依頼の50%超は、フライ歴3年位までのビギナー~初級者になっています。初級から中級に入りそうな経験者は、ちょうど何かしらの壁に当たるタイミングです。またいろんな釣り場に興味が出るタイミングでもあり、興味が尽きないハマった釣り人が多いですね。
 この日はロッドを振るのはほとんど初めてのゲスト。説明しながら、デモもしながら、実際の渓流を釣り上がります。最初は釣れる可能性を感じませんが、レッスンでも現実の川にいるので、たまにイワナが浮き上がってきます。強いドラグが掛かってイワナは食いつくまでには至りませんが、それだけで興奮してしまいます。好きな事に夢中になっている少年ですね。若いので体力は問題なし、集中力は素晴らしく、イワナが針が掛かりするのは時間の問題。こちらも全力でサポートしているので、写真はほぼ撮っていません。マンツーマンで横に付いて、ライントラブルも手伝いますよ。フライを引っ掛けたらヨイショ、ヨイショと回収もしますよ。ゲストが一所懸命ですからガイドも一所懸命です。いつも一所懸命ですけど。
 あっという間にお昼時間は過ぎて、惜しかった場面を振り返ったりしながらおにぎりを食べます。もう午後の1時半を回っていました。2~3時間コースを1日コースで釣り上がり、練習と実地と講習を同時にこなしていきます。午後4時を過ぎたのでガイド時間は終わりましたが、そんなことは関係なしです。「今日まだ釣りする時間があるならもう少しやりましょう」と話をして、スタート地点に戻ります。イワナたちの食事時間になっていて、ライズを2つ発見。ゲストは気が付いていませんが、本日のビッグチャンス到来。そして時間的にもラストチャンスかも。ここで待望のイワナが掛かって、ネットインできました。笑いながら、しばらく話をして、写真を撮ろうしたら「パシャバシャ、びゅーん」と逃げちゃいました。終わりも良いですね。また笑い合いながら、ガイドは終了となりました。ものすごい、充実感。ゲストもガイドも精いっぱいの頑張りで、素晴らしい1日になりました。「ふう~」って感じです。




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フライフィッシング・ドライテンカラを始めたい人、教わりたい人、歓迎です!
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2026年9月15日火曜日

ドライガイド、7月下旬-1。(2026.9.15)

  釣りはウスヒラタケの収穫から始まり。7月下旬でも梅雨なので、例年よりもキノコが出ています。山菜もキノコも大好きなお二人は、ホクホク顔でゲットしていきます。自然の恵みは嬉しいですね。
 この日は女性ファーストデイ、頑張りましょう。釣りはやや増水していましたが、今になって思うとかわいい増水でした。前向きに一所懸命にキャスティングして、きれいなイワナに出遭いました。大きな堰堤下の右の岩盤ギリギリに張り付いていた8寸のイワナでした。イワナの観察をやってみたかったとの事で、実行に移します。用意してきたツールに優しくイワナを移して、観察、撮影、角度を変えて観察、撮影。イワナを弱らせないように素早く行動して、最後は舞台となった場所もフレームに収めて撮影、これで終了です。ミッションコンプリート。さあ、お昼ご飯。
 檜枝岐村の「あずま」さんのお弁当で、きちんと休憩しました。立ったままおにぎりをくわえて、すぐまた釣りというゲストも多い中、お昼ご飯タイムをちゃんと取るのは良い事です。消化しも良いし、メンタルの面でも良いですね。お腹が落ち着いたらまわりを良く眺めて、せっかくの時間を楽しみます。
 相方にも今度は尺イワナが釣れて、この日もたいへん喜ばしい。ガイドも嬉しい嬉しい。超久しぶりの尺物だったとかで、少し興奮気味でした。なるほど今では懐かしいロッドを大切に使っている。釣れた場所は流れ出しの白泡がまだ引っ掛かるようなポイント。良いイワナは真夏モードに入ってきたようです。これからのガイドのヒントを頂きました。ありがとうございます。
 無事にガイド行程をこなして、軽快に歩いて帰る。お話ししながら歩くので、あっという間に車に到着します。今夜の夕食とお酒もきっとおいしいね。たぶんすぐ寝ちゃうね。あ~、幸せ。







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2026年9月10日木曜日

ドライガイド、7月中旬第3話。(2026.9.10)

  7月の祝日「海の日」の3連休がやや後ろ目にあるため、その前の週はガイドの問い合わせが多くなりました。連休前は漁協の放流もあり、なかなかの多忙でしたが、梅雨時の釣りとあって期待も膨らみます。梅雨の前にあまり減水せずに多めの水量をキープ。水量がこれ以上になっていくと釣り場選びにも支障が出てしまうので、こちらとしても困ります。梅雨のしっとりとした川をお見せしようと思い、この日はモスグリーンの川へご案内となりました。
 入渓して30分ほど、あまり良い感触が得られないので、早々に退渓して場所を変えます。大きく移動して、仕切り直しです。ゲストは川風景を写真に収める余裕を持った紳士。こちらも嬉しくなります。大物が期待できるポイントでは反応が薄かったですが、コンスタントに元気なイワナが釣れて良かったです。フライを始めて3年目という事で、どんどん面白さにハマっていきますね。キャスティングの後のラインの処理を少しづつやってみて、ドラグフリーの時間を稼げるようになってきました。終わってみれば2桁の釣果、立ち位置の確認とラインさばきで今まで以上にチャンスを作り出します。イワナの釣りでは対岸の巻き返しを避けては通れません。
 通常の上から下へのキャスティングはできるので、ポイントの状況に応じた立ち位置とキャスティングのための空間を設定できれば、だいたいの釣り場では問題なく釣り上がれるようになります。視野を広くしてポイント全体を把握し、いかに攻略するかを考えてからキャスティングする。釣り上がってきた動作の流れでただただキャスティングしていては、1つのチャンスを失うだけではなくポイント全体を潰してしまう恐れもあります。チャンスを増やすためにも、ポイントの攻略を頭の中で描いてみましょう。気が付いたら、たぶん出来ていますよ。







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2026年9月8日火曜日

ドライガイド、7月中旬第2話。(2026.9.8)

 7月も半ばとなり、梅雨明けを待つタイミングになってきました。結果的には梅雨明けは8月上旬でしたが、梅雨が延びる事は釣りには好条件です。全国的に水不足の話がでてきて、作物のためにも雨は歓迎ムードですが、雨の降り過ぎは災害につながるので大雨程度でお願いします。釣りでも水量多いは良いですが、大過ぎは困ります。
 局地的な雨が檜枝岐村にあり、1日の間ではなく日中だけで170mmの大雨となりました。天気には勝てませんが、翌日の水量が気になります。急激に増えた水量は引くのも早い傾向があり、当日は期待通りに釣りができました。水量は多くとも天気は快方に向かう、濁りはあっても消えていく、ただ何時頃かは分かりません。期待を込めて釣り上がって、スタート時にウスヒラタケも収穫、途中でタモギタケの収穫、ゲストに手土産ができました。イワナは増水の影響でスロースタートで、11時前後でようやく1尾目。写真を撮ったら次は旦那さんにも1尾目。今日1日は終日レディファーストデイなので、悪条件の中で意図せずご夫妻で揃い踏みはたいへん嬉しい。
 檜枝岐村の「民宿かどや」さんのお弁当は、おにぎりセットではなく本当にお弁当だった。立ったままおにぎり食べてすぐにまた釣りをするという男性も多いので、お弁当だとしっかり腰掛けて、しっかり休める。釣りと休憩にメリハリができて、実に良い事です。時間が進むにつれて川の状況は良くなっていくので、焦ることはない。増水で少なくなったであろうイワナの反応を、ポイントを絞って丁寧に探りながら引き出していく。小さなライズを見つけて、慌てずに時間をかけてもう1尾。自分なりにできることをすべてやって、納得してまた釣り上がる。釣り上がりのペースも急がず、焦らず、雑にならず、良いですね。難しいポイントも何度もチャレンジして、いつのまにか上達しています。流れの対岸の巻き返しの攻略も練習しますよ。
 お弁当効果は絶大だったかも。川に到着して前のめりで釣りを始めるゲストは多いですが、現地到着初日でなかったのも大きい。フライフィッシングにはメンタルは目に見えて現れます。関東からもっとも近い東北なので、釣り人の多さは仕方ないですが、自分でマイナス要因を作らず、ひとつひとつプラスを積み重ねていく事は、確実にその日のチャンスの創出につながりますね。







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2026年9月1日火曜日

ドライガイド、7月中旬第1話。(2026.9.1)

 梅雨入りしてからは、かなり蒸し暑い日もあります。近年の傾向ですね。そんな日は森の中へご案内します。「関東よりも10℃低い、涼しい」との感想を多く頂きますので、スタートは気持ちよく釣り上がります。アタリはありましたが針掛かりまでにはならず、時間が過ぎる事1時間ちょっと。川に傾斜が出てきて、流れも複雑になってきたところで良いイワナがつれました。これが1尾目で、衝撃の33cm。感慨もひとしおで、リクエストで自分も記念撮影に加わりました。太い、デカい、重い。顔つきが違いますね。
 タモギタケにも遭遇して、これは自分のおかずです。帰って天ぷらになりました。まるで出汁の天ぷら、うま味が強いです。森の緑は癒しの色。すっかり常緑となっていますが、少し湿り気を感じるしっとり感。休憩で岩に腰かけていると、ぐるっと空間をパノラマ撮影。こういう時間も良いんですよ。ゲストに喜んでもらえると、本当に嬉しくなりますね。休み過ぎるとうずうずし始めて落ち着かなくなってきますが、ゆっくりと腰を上げて釣り再開です。
 きれいなイワナが釣れました。深い場所で暮らしているのか、魚体に青みがあり、幻想的でした。サイズも8寸あり、美形でした。二人して見とれてしまいました。またそのうち釣れるだろうと思って写真を撮っておかなかった事が、今になって悔やまれます。
 後半はやや不発になりましたが、ラストで珍しくライズがあり、有終のイワナを追加。まあ良い季節ですので、連日釣り人に責められているのでしょう。良いイワナも釣れているので、締めには納得で納竿となりました。癒しの森、そこに棲むイワナたち、イメージがぴったりです。良い森には良いイワナ、状況が良ければまた来ようっと。







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2026年8月27日木曜日

ドライガイド、7月上旬。(2026.8.27)

 目的の釣り場へ向かう道すがら、オオシラビソの松ぼっくりに遭遇。アオモリトドマツとも呼ばれ、日本国内では減少傾向にある。60歳を過ぎても、この土地で四半世紀暮していても、新発見は尽きない。マット調の紫色は穏やかに映り、触れると松脂が噴き出している。種子をしっかり守って、やがて開いて子孫を増やす。リース作りやアレンジメントに欲しがる人は多いのだろう。あまり出回らない素材ではある。
 やることなすこと上手くいく事がある。ご夫婦は初めての土地にわくわくが止まらない。フライショップなごみさんからのご紹介で来られたので、神奈川からのゲストさん。フライを吸い込んで飛び出してきたのは33cmの頑丈なイワナ。パーフェクトボディに見とれてしまい、感動はひとしお。リリース後に喜びが一層こみ上げてきたそうだ。午後には奥さんにも尺イワナ。2人そろって初尺が天然のパワフルイワナとは、神様は粋な計らいをしてくれた。大きいポイントも小さいポイントも後悔しないようにちゃんと投げましょう。増水が味方になってくれて、すべてがプラスに働いてくれた1日だった。
 帰路ではウスヒラタケを収穫。川を歩いているときでもマスタケが出ていたり、森の豊かさを身近に感じた。そんな奥会津の自然に見守られて、マイペースで釣りをする。なんて贅沢な休日だろう。良いサカナが釣れた事だけじゃなく、そこにいた素敵な時間を繰り返し思い出してほしい。同じ時間は二度とはないので、次の巡り合わせを妄想しましょう。











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2026年8月23日日曜日

ドライガイド、6月末。(2026.8.23)

 気持ちの良い朝になりました。梅雨の中ではありますが、青空ではない雲がある晴れは、ドライの釣りにはちょうど良いですね。晴れ過ぎるのはあまり好条件とは言えませんので、これくらいがベストです。ゲストとは年齢が近く、共通の話題がある事もあって、緊張することもなく釣り上がります。問い合わせ時から「久しぶりで、自己流でやってきたので、教えてほしい」とのリクエストがあり、ご自分の状態を知りたいという希望を伺っていました。こちらも目的の1つが分かっているので、とてもガイドしやすかったです。
 所作は丁寧で優しく、人柄を映しています。フライ好きが良く分かり、魚がいる前方に集中しているので、最初のうちは後方のトラブルはたくさんあります。少しづつ自身の車幅感覚が身についてきて、軽快な釣り上がりになっていきました。1尾目が早かったので、気持ちが落ち着いて、今日のポイントの見方も理解していました。聞くと「だいたい1~2尾」が釣果だったとか。そこが壁ですね。釣れないわけじゃないから、”まあ、いいか”と思って月日が経ってしまう。いつしか3年、5年と経過して、自己流歴が長くなっている。こういう麻痺している状態は、重症の1歩手前なんです。
 それでも重症1歩手前で良かった。ガイドしながら釣り上がりの矯正をしていく、同時進行のガイドは良くあります。ガイド回数の50%以上は、結果的には何かしら教えていることになります。午後からパラパラと雨が落ちてきて、梅雨空の釣り日和。今回は終わってみると、二桁には届きませんでしたが、ゲスト本人も驚く釣果になっていました。イワナの記念写真も撮っているゲストは笑っています。次の日は自分なりに同じ区間を釣りしてみたら、4尾釣れたとの事。これはたいへんうれしい事です。ゲストの”その後”についてはほぼ知りえる事がないので、ガイドがちゃんと1ステップになっていたなんて、こちらの励みになります。また来シーズンお会いできたらと思います。







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2026年8月10日月曜日

ドライガイド、6月下旬。(2026.8.10)

 季節がトップシーズンという事で、今回は堰堤の上にてガイドです。インレットもドライの釣りには最適な水量になって、梅雨ですね。山の緑には濃淡があり、標高の高さが分かります。豪雪地帯の会津らしい、素晴らしい流れです。ラインを悠々と伸ばして釣りをする、時には良いものです。それでも空間があったらあったで、実は引っ掛けるんです。そんなものですよ。バックが雪解け水で駆け上がっていますから、草にお世話になります。奥地なので季節が遅れていて、カゲロウも飛んでいますが、バッタも飛んでいます。面白いですね。
 川幅が広くなってもイワナの付き場はセオリー通り。良く観察すれば大丈夫、釣れます。大場所からはほとんど反応はなく、きっとエサ釣りやルアーマンにビッタビタに攻められているんだろうなあ。不思議な川でもありますが、イワナの付き場が分かってくれば釣れちゃいます。夏でもないのにバラシも多いですが、半々ぐらいで釣れるので、こりゃ笑いますね。この日は途中から毛鉤に反応が無くなり、区切りをつけて区間を変えました。自分の区間の変え方はけっこう大きく移動する事にしています。本来であれば川ごと変えるのですが、大きな川なのでそこまでは必要ではなく、場所替えだけで済みます。
 午後からの区間からはイワナが連発となりました。ガイドをしていても珍しいですよ、これは。8寸サイズが3つ続いて、最後は気持ちよく納竿となりました。太いイワナは重くて引きが強い。厳しい冬を乗り越えてきた、たくましいイワナ。シーズンに1度は行っておきたいですね。ガイドでは結構人気ですが、憧れからか、この川ご指名でお願いされます。そういう自分も楽しみなので、頑張っちゃいます。ガイドでは竿は持って歩きませんが、ゲストさんの笑顔がとても嬉しいんです。






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2026年7月30日木曜日

ドライガイド、6月中旬2話。(2026.7.30)

 ドライの釣りのトップシーズン継続中です。ドライ開幕が早かったので、まだ6月の中か~なんて、感じます。雪解け水が入ってきていても十分に気温が上がっていますので、虫のハッチが盛んです。雪解け水は7月に解ける分を前倒しで入っています。これは過去にはあまり例がなかった事で、山の稜線から雪は消えています。温暖化になって行くと、いろいろとありますね。不可思議な事が日常的な事に変わってしまうんでしょう。
 公共交通の電車バスでやって来てくれたゲストは、2泊3日の釣り旅モード全開です。バス停を下りるや否や、まずは裁ち蕎麦を堪能。焦って川へ突入はしないで、釣り旅の「旅」を忘れていませんでした。ここがカッコいいところ。蕎麦屋を挟みましたが、バスのドアからガイド車のドアへ、ドアtoドアで移動します。今日は釣りが終わったら、ガイド車のドアから滞在先となる宿屋のドアへドアtoドアで送り届けます。今シーズンから新しく設定した電車アングラー向けの「電車バス檜枝岐ガイド」プランです。
 体力がかなり落ちていると前もって相談を頂いていたので、行けそうなエントリーを超スローで入渓。下り坂をゆっくりリードして、川面に立つ。見上げる空、聞こえる沢音、サーッと吹き抜けるような笑顔、もうこの時点で釣り旅の「釣り」は達成したようなもの。そうは思いながらもガイドですから竿を振ってもらわないとね。で、1尾のイワナが元気に飛び出した。この1尾で3日分の「釣り」を達成したようなもの。疲れを感じたら世間話を河原でして、また竿を振ってみる。そうして完璧な初日が無事に過ぎていった。明日は次の1歩が待っていますよ。
 朝は宿屋へ迎えに行き、ドアtoドアで川へ降りる。2泊3日で3尾のイワナに遭う事が出来た。異なった3つの場所で3つのイワナ、うまく行き過ぎた。最終日はバスの乗車時間まで2時間という難関ガイドでしたが、ドラマはしっかり幕を開けて1尾のイワナでフィナーレを迎えた。釣りに前向きであった事が、すべてをプラス方向へと変えてくれた。ガイドにお付き合いいただいて、ありがとうございました。
 宿は七入山荘さんにお世話になった。オーナーさんご夫妻はとても優しく、自分も懇意にさせてもらっている。檜枝岐村の宿は尾瀬沼トレッキングのお客様が多いのでお弁当も引き受けてくれる。コンビニが存在しない土地なので、釣り人にとっても便利でありがたい。宿で遊漁券も購入できる。







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2026年7月26日日曜日

ドライガイド、6月中旬1話。(2026.7.26)

 自分でも釣り心が盛り上がっちゃう川がある。ガイドなので竿は持っていませんが、楽しさを一緒に感じられるだけでも嬉しくなりますね。だからいろいろとその川の事を教えちゃいますが、教えたからといっても簡単に釣れるわけではない。だからまた盛り上がっちゃいますね。トライ・アンド・エラー、やって見れれば失敗もあるけれども、それはその先のヒントになっていて、続ければ答えを導き出せるだろう。同じトライとエラーの繰り返しは、おいおいいい加減にせえよ、となるが、次です。「トライの仕方を工夫して、エラーサンプルを集めて並べ、考察と対策をしていけば、自分なりの答えにたどり着ける」と解釈するのが正しいのかな、おそらくね。それを自分の言葉では、「観察して、対応する」「観察力と対応力」と言っています。
 年齢を重ねたが故の落ち着きは、何ともカッコいい。自分を知っているからこその所作は、無理がなく危なげなく安心感が伝わる。人生初めての川は、きっと新鮮だったのだろう。時間配分を考えてリードしながら、足を止めて毛鉤を投げたポイントではイワナも顔を出してくれる。良型を外したり、ライズを見つけたり、足が気持ちもつれたり。分岐では支流へ進路を取って、イワナを1尾追加して納竿。釣りを切り上げる区切りも良いですね。
 こちらが何かを教わったような気がするけれど、何かは分からない。そのうち気が付くだろう。歳を取ると行く川もだいたい同じ川になって来る。いたって普通の事だ。そこに過去の記憶がふと思い出されて、釣り本の記事やら雑誌の特集やらの記憶を紐解く。今この歳で行けた事は、来年もまだ行ける。「去年行っておいて良かった」と、来年来た時には思うはず。お手伝い、完了です。








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2026年7月19日日曜日

ドライガイド、6月上旬。(2026.7.19)

 6月に入り、いよいよベストシーズン。水量はやや多めが良いですね。川も輝きを増してきて、どの角度で切り取っても美しいです。雪解け水が少しづつ減っていき、そうかと思えばひと雨で水量が増えたりする。雪を消す雨は週に1~2回あり、川には冷たい水が流れ込む。水温も重要ですね。だから釣り上がる時間帯も重要です。
 釣りの集中力はみんな相当にすごいです。フライフィッシングが好きだから、あっという間に時間は過ぎていきます。午後になると、集中力が途切れやすくなり、釣りが雑になってしまいます。誰にでもある事ですが、ここでひと休み。強制的にひと休みします。足腰も疲れてきていますので、今の自分の状態を理解しましょう。遡行コースはリードして行きますが、遡行はマイペースで。イワナが釣れる可能性のあるポイントを絞って、丁寧に釣り上がりましょう。
 良い風景だと思って川を写していると、少し上の方で良型が釣れました。ネットもきれいで良いですね。魚の絵の額縁は大切です。間に合わせのネットの人は、ちょっと奮発して額縁を用意しましょう。川での思い出もきっとアップグレードしますよ。持っているだけでウキウキしちゃいます。明るいネット、落ち着いたネット、品のあるネット、お値段もいろいろです。この日のゲストのネットは10年以上も前に自分(ガイド)が作ったもの、長く使っていただいて嬉しいです。
 大きなイワナが飛び出してビックリ、引っ張りっこにならないようにランディングします。計測34.5cm、しっかりとメジャーをあてました。ガイド始めて以来の大イワナになりました。背中は鋭くセッパリのようで、体高も立派、言う事ありません。ランディングネットからはみ出す尾びれは太く、豪雪地帯の川を泳ぎ切り、こうして春を迎えたんですね。なるべく早く流れに戻してあげましょう。思い出は十分に撮りました。
 同じ時間は絶対にありません。どんなドラマがあるのか、ゲストとの時間は楽しみです。大きい魚はそれだけですべてを昇華させてくれますが、そこまでのプロセスも含めてドラマとして記憶に留めたいものです。朝はフライを結ぶのに手間取っていても、時間はつながっています。これからも素敵な時間を過ごして下さい。大イワナは主人公ではなく、助演さんです。ガイドは通りすがりのエキストラ、滅多にカメラには映っていません。それで良いんです。








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初秋のキノコが本番。(2026.9.21)

 初秋のキノコが本格的に出てきて、いよいよ秋かと感じる。  アカハツはハツタケを越える事はできないが、ハツタケがあまり出ない土地なのでアカハツで秋の始まり。  高過ぎて手が届かないヤマブシタケは、宿を閉めてから良く見かけるようになった。発生量が少ないので一度も採ったことはないが、...