高原から里に引っ越して、採れる山菜も変わります。こちら東北南部は梅雨入りとなって新芽の季節は終わり、残る山菜は少なくなりました。ワラビの天下は続きますが、そのワラビ採りの中にもツリガネニンジンがわさわさと伸びてきました。天ぷらサイズのきれいなものもあり、これはおかずに頂かないと失礼です。「山で美味いはオケラにトトキ、里でうまいはウリ、ナスビ、嫁に食わすも惜しゅうござる・・・」と引用されますが、ツリガネニンジンはそのトトキです。
オケラはほとんど山菜のターゲットにはなっていませんが、トトキは美味しいです。たくさん採れるので、嫁に食わします。ツリガネニンジンは山菜では珍しくキキョウ科の植物で、お花も可憐に咲きます。成長しながら背丈が伸びるので支え棒があった方が良いですね。根は立派で地中で横に発達し、朝鮮人参のようになります。一時期代用品として取引されましたが、効用・成分は朝鮮人参とは別物なので、今はあまり人気ではありません。
葉の形状が数種類ありますが、細かく言うとそれぞれ違う品種のようです。大きな括りではツリガネニンジンなので、自分は区別していません。茎を切ると白い灰汁の液体が出てきて、べとつきます。匂いも少しあって、夏キノコのチチタケを思い出します。似ている雑草があるので、この白い液体が目印でもあります。さて、野山の幸を食べると甘さがあって、癖はまったく感じられません。誰にでも受け入れられる美味しい山菜でしょう。雨のある6月中は採れますね。
山菜採り・キノコ採りも、楽しいですよ。
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