春の山菜の良し悪しは、冬の雪の量で左右される。出る時期も、採れる量も、その質も、かなり左右される。雪が多くても消えるのが早い、というのが今年の流れ。今年の流れと言うよりも、温暖化での流れだと思った方が良いね。ちょっと遠い所や奥深い所なんかは、採りにいく見極めが難しい。無駄骨は誰だって避けたいから、天気予報を見ながら慎重になっちゃうね。過去データが強い味方になるが、あまり期待はせずに参考程度に留めておいて、実際は重い腰を上げて現地を覗いてみないと始まらない。よいしょ、っと。
昨年はこっちが遅れちゃって採れなかったアカコゴミとヤブレガサが、今年は雪が残っている影響でほどよく収穫できた。アカコゴミはアブラコゴミとも呼ばれていて、普通のコゴミとは別物の味わい。新潟ではボーボー出ているらしいが、ここ奥会津ではほんの少しだけしか出ていない。まとまって採れたらガッツリ食べてみたいが、今後も無理かな。赤コゴミ畑に遭遇しない限りは薄いなあ。
ヤブレガサは、実はモミジガサ(シドキ)狙いだったのが雪で出ていなくて、たまたま先陣のヤブレガサに当たった。昨年は逆で、ヤブレガサはほぼ開いてしまっていて終わりで、シドキ大量だった。この辺が、山菜採りの難しいところ。手ぶらで帰るよりは良いが、数日の違いで収穫内容も変わる。貴重な山菜採りデータが増えたと思えば、悪くはないね。天ぷらも美味しいんだろうな、きっと。
春にキノコは狙っていないが、山菜採りの多くは川沿いに行くので、たまに収穫がある。この日は、なんとアミガサタケとエノキタケがあった。アミガサタケは毒持ちの高級キノコとは知らなかった。検索していて分かったが、揮発性のある毒なんてあるんだね。雪解けの半日陰の腐葉土に出ているので、枯葉の色と同系色で、とても見つけにくい。見つけようとすると見つけられないので、まったく期待はしていない。無理だよ。
エノキは大好物だが、収穫量が少ないので、そっと置いてきた。奥会津では秋よりも雪どけの春に出ている事が多い。もう少しまとめって出ていれば、ほくほく顔で頂くのだが、だいたいこの程度の量がほとんど。スープでもバター炒めでも漬けでも絶品なんだが、来年に期待しよう。
山菜採り・キノコ採りも、楽しいですよ。
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