2025年9月14日日曜日

ドライガイド2025-20、ドラマを観よう。(2025.9.14)

 昨年からフライフィッシングを始めたというゲストは、ハマりにハマって本流釣りの沼にもハマってしまったそう。ドライの釣りが夏からになってしまいやや焦り気味でも、1年を通して釣りをする今は、後悔はないとか。そうなると、何も考えずに突き進むだけですね。そのうちに、立ち止まる時がやってきますから、自分の本当の姿が見えてきますね。何がしたいのか、どういう時間が好きなのか、きっと見えると思います。
 雨が少ない今年の夏に、雨に当たりました。北に釣り場を求めて、大きな川へやって来ました。スタートの時点では小雨がパラパラ、お昼頃には薄日が差して、気温も上昇。虫のハッチや流下はわずかですが、渓魚だって生きるためには食べたいはずです。エサ捕りを中心に付き場は変わっていきます。その辺を読めるか読めないかで、釣りの内容も結果も大きく変わっちゃいますね。季節が変わっても同じ事を毎回繰り返している人は、夏になると釣れなくなるものです。考える事や想像する事をしなくなると、すべてが悪循環になります。まずは「なんでだろう」と思う事から始めましょうね。
 良くない状況の中で釣れたのは1尾のイワナでした。午後3時半を過ぎたあたりから、虫っ気が出てきて、はっきりとしたライズを確認。こんな巡り合わせがあるなんて、毛鉤の釣りってやっぱりドラマだなあ。釣り上がってきた中で何回かチャンスはあっても、超散発のアタリは上手く針掛かりしません。集中力も上がったり下がったりで、期待感だけが先走りしてしまいます。ライズは水面の上10cmくらいに飛んでいた虫に目掛けて飛び出した格好で、魚体を全部見せつけたジャンプだった。こちらの投げたフライは水面上だったので、リアルを食べている状態だったと言える。それも立派なサイズのイワナとはっきり分かる。5分ほどポイントを休ませてイワナには付き場に戻ってもらい、再チャレンジの3投目でフライは吸い込まれた。4枚目の写真の中央やや右上にある巻き返しの泡、水深は20cmもなく、細い流れ込みに向かって食事に夢中になっていた泣き尺イワナだった。無意識に差し出された渾身の握手が、ランディングまでの緊張感を和らげてくれた。
 リリースがまた良かった。写真撮る際もあまり魚体に触れないように気を遣い、終始見せる50代おっさんと思えないほどのジェントルな振る舞い。共感させられますね。明日も明後日も檜枝岐村で自主練習との事で、頑張って楽しんでほしい。渓流が禁漁になれば、また大きな釣り場へ舞台を変えて、第三幕が待っている。この人には、釣りに終わりはない。





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2025年9月9日火曜日

ドライガイド2025-19、源流行。(2025.9.9)

  いやはや暑い暑い。川の横で暮らしたいくらい、暑いです。奥会津でこんなに暑くちゃガイドもたまりません。暑い日が続いていた時に、電話の向こうは元気な声、ガイド依頼です。行くしかないね、標高1200mくらいまでは上がって、涼もうじゃないか。天気予報には雷雨はないし、朝のうちに歩いてしまえば、あとは天国だ。
 山岳渓流には危険が付き物で、どんな時でも気は抜けない。富士登山の報道からして軽く考えている人も多いみたいですが、怪我1つで大惨事ですよ。上り下りは慎重にして、ペース配分もゆとりを持って、水分補給は頻繁に摂って、車に戻った時がゴールです。フィッシングガイドですから知らない未知の場所には行かないので、時間と行程の管理は安心してまかせて下さい。たとえ道が消えていても、過去25年分の経験の蓄積がありますので、昔の道を知っています。近年は廃道になる林道も出てきて、地図からは存在が消えていますね。
 自分には勝手知ったるコースでも、ゲストにとっては初めて歩く道。スタート地点に到着したら、ドッと汗が出ます。そして、おしっこも必ず出ます。10分ほど休憩して、釣りの準備です。この日の傾向を探りながら200mほど釣り上がり、1尾のイワナが顔を出します。比較的緩い流れからもっこりと現れました。コースは長くはないので、釣り上がりのペースもこれで良し、と。ゲストにも早すぎないペースで進んで、2尾、3尾と、続きますね。サイズは20cm弱と小ぶりですが、源流釣りにはよくある事。ポイントの大小で棲み分けがされていたり、災害で荒れた後は小さい個体が多かったり、全部自然の成り行きです。
 源流イワナも飛び出しました。頭でっかち、胴長、尾っぽ三角で、サケのセッパリみたいな感じです。30オーバーには足りませんでしたが、立派な9寸イワナでした。最後の5枚目の写真がそうです。釣果は二桁には届いていませんが、充実の時間。キャスティングも少し修正しながら、上達していました。車に戻って16:30過ぎ、ミッション完了です。釣りはせずとも自分にも息抜きになって、楽しい日でした。







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2025年9月6日土曜日

ドライガイド2025-18、2つのチャレンジ。(2025.9.6)

 新規のガイド予約はステップアップガイドの内容が多い。実際は通常のフィールドガイドですが、いざ川を歩いてみるとキャスティングから修正していかなければ、自然の川では釣る事が難しいかなという技能であるケースが良くあります。習いながら釣り上がるので、ゲストにとっては一挙両得であり、技能と釣果の二兎を得る事も可能なので、効率は良いです。ガイドを頼もうと思うくらいの方々なので、釣りには前向き前のめりですので、ステップアップは早い方の人がほとんどですね。関東近郊のフライフィッシングガイドの求められる形が、ひとつ見えてきました。フライショップ難民、ネットショップ依存の弊害、SNS氾濫の悪影響とも、言えますね。
 今回のゲストは2回目のガイドになりました。渓流の釣り上がりに慣れてきて、今回はタックル類も見直して、軽快にチャレンジです。いつも川の名前は伏せていますが、舘岩地区のジンクリアの流れに来ています。これはまさにチャレンジでしょう。ジンクリアの川でまずは1尾、入渓して30分足らずで早めにイワナが釣れました。渓魚を大切にする方なので、イワナのサイズは関係ありません。写真撮影ものみ込みが早く、イワナの頭部の日差しを遮って、落ち着かせています。写真に関しても、素質あり、ですね。早めの1尾はキャスティングが大幅に改善された成果です。これまでの経験は比較的大きな川でのウエットがメインでしたので、川の遡行やアップクロスのキャスティング自体が慣れていませんでした。ピカピカのロッドとリール、ネットも活躍しています。嬉しいですね。
 時間もお昼を過ぎて、ここで川を変えます。夏ですので、ショートロッドで小渓流の釣り上がりを提案していました。6.6fのショートロッドをご用意いただいたので、沢釣りに適した釣り場に移動です。小渓流では先行者の有無と魚影があるかないか、この2点が重要です。平日という事もあって、先行者は無し、魚影はあり、期待できます。1尾も釣れなくても、チョボっというアタリだけでも良いんです。小渓流は枝・葉っぱ・クモの巣などの障害物が多いので、竿振るだけでも難しいですから、難易度は普通の川よりも数倍高いです。竿を持った時の自分の車幅間隔に適応するまでは、あっちに引っ掛けて、こっちに引っ掛けて、自分の足にも引っ掛けて、イライラとストレスだらけになります。それも1尾のイワナが釣れれば吹き飛ぶので、釣りは面白い。しかも1尾のイワナでコツを掴んでしまうので、ゲストをますますやる気にさせます。で、28cmが来ちゃいました。天然魚の9寸イワナの引きは重く、狭い空間での取り込みが心配になりましたが、「そうだこの人はウエット経験者だった」と思い出し、取り込みに助太刀は無用でした。濃い1日でした。





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2025年9月3日水曜日

いよいよ車中泊メインの施設を開業します。(2025.9.1)

  「ペンションやまゆきかわゆき」を閉館して、半年以上が経ちました。季節は冬、春、夏と巡り、秋の入り口に差しかかっています。日本の夏はより暑くなり、日本の冬は雪が少なくなって、一年を通してだいたい2℃くらい、平均気温が高くなっているように感じます。夏季が長くなり、冬季が短くなった、そんなところでしょうか。3月になれば暖かく、夏を挟んで12月中旬まで、外遊びができるような日本に変わりつつあります。
 今春よりドライフライフィッシング専門のフライフィッシングガイドを始め、おかげさまで自分の予想を上回る引き合いを頂いています。ガイド依頼の動機はいろいろですが、南会津・奥会津地方でのフィッシングガイド需要が確実にあるという事は、自分が在住している意味も同じくあるという事だと思います。これからもよろしくお願い致します。
 自分たちは宿泊業を24年、とても楽しく、とても忙しく、ありがたいほどに営業させて頂きました。フライフィッシング専門の特殊な宿で、関東から一番近い東北にある地理的優位性と、奥会津という素晴らしい自然環境にある渓流フィールドの2点は、釣りの神様からの恵みです。コロナ禍を経て、経済活動が安定してきた昨今、アウトドアに付随する趣味嗜好は衰えているようには見えません。アウトドアを基盤にして次の時代に欠かせないものは何なのか、今まで応援頂いた皆さまには何か恩返しができないか、そう考えた時に「車中泊を中心にしたベースキャンプ地」を開こうという考えに至りました。
 自然豊かな奥会津は、釣り含めたアウトドアの下地があり、いくつもの多様な泉質を持つ温泉があり、南郷トマトに代表される地場産物もある。四季を通じた風景感や気候は特筆すべきものであり、日本の原風景と呼ばれている。その反面、社会の流れで人口減少、宿泊施設減少、要するに魅力ある土地にあっても来訪者の受け皿が無くなっていく傾向にある。車中泊施設は近年注目されている形態であり、車メーカーも新分野になりうると判断して対応ビークルを開発していく、異業種が車中泊施設経営に参入するなど、時折話題にもなっています。南会津町には「RVパーク」は存在しますが、予備的に付け加えたような施設であり、車中泊中心ではありません。自分たちは南会津町舘岩地区において、車中泊中心の施設の開業を目指す事にしました。「道の駅番屋」の近くの、昔は材木屋さん跡地になります。
 開業予定地は南会津町舘岩地区の岩下、すでにグーグルマップでは「たていわ四季RVパーク」とピンを打っています。施設の名称はまだ仮の名ですが、少しづつ準備に入っています。いわゆる「宿泊難民」の方たちの拠り所となって、人口減少地域に人の往来を維持し、宿でお世話になった皆さんへも改めて恩返しできるようにと、考えています。フライ客のみならず、ここを必要とされるいろんな人に、ベース地として利用してもらいたいと思います。宿時代のフライフィッシングスクール、テンカラ教室、山菜採りやキノコ採りなど、実績として蓄積してきた体験メニューも活かして、来訪者の遊びの入り口にもなりますよ。開業は来年2026年になりますが、次の渓流釣りシーズンにはお会いできるように、頑張って整備していきます。外注以来とセルフビルド、これも自分たちには楽しみな事。人生の再終幕になるかも知れませんが、やまゆき家のスローライフのリスタートを応援して下さい。




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2025年8月30日土曜日

ドライガイド2025-17、ビッグチャンスの楽しみ方。(2025.8.30)

  夏に入ってからは、尺イワナが浮いている場面に遭遇する事が多くなった。普通は6月や初夏に尺物が釣れると思われがちだが、実は奥会津では夏が尺物のチャンス。これは今も昔も変わらない事実で、巡りが良ければ1つのポイントで2尾の尺イワナが釣れる事もある。自分は1場所2尾を2回経験していて、それは決して沢ではなく、川や本流筋で釣れる。さすがに2尾目が来た時にはびっくりします。笑います。
 ガイドをやっていると尺物のビッグチャンスは必ずと言っていいほど巡っては来るが、ネットインまではなかなか難しい。9寸サイズまでは釣れても、あと1cm、2cmが届かない。この日は檜枝岐村に来たので、せっかくだから自然豊かな渓流を歩きたいとの希望で、山岳渓流のようなきれいな場所に来てみた。魚影は減ってしまったが、過去の実績はかなり良い。あくまでも過去、昔話ですが、期待は出来ます。水量はやや多いという状況なので、あとはタイミングか。
 風景感が素晴らしく、遡行しているだけで気持ちが良い。これは最高だ。あぶくはあるし、バブルラインもある。誘っているとしか思えない。時々小雨がちらついて、イワナの警戒心も薄まるか。プラス思考ばかりが浮かぶ。あまりポイントの写真は出さないが、今回はビッグチャンスの場所を2つ。2枚目の写真は右の大岩の左横から流れの肩にかけて、ゆらゆら、上がったり下がったり、沈んだり浮いたり、食事に忙しそうな推定32cm。3枚目の写真は左岸側のあぶく、緩い巻きでイワナが岸の方を向いてふらふら、余裕で定位している推定30cm。期待は高まるばかりでも、難易度は高い。分かるでしょ、イワナも釣り人もお互い丸見えですよ。ビートルから毛鉤チェンジしたりと、観察しながら時間が過ぎていく。
 何投かはできたが、キャンスティングのモーションはどうしようもなく、その結果は釣り人の負けとなった。初めて歩く川で、初めて遭遇したイワナで、上手く行く事の方が少ないでしょう。雨が普通に降り始めたので、午後15:30に退渓となった。車止めに戻って16:00。ピッタリの釣り行程は久しぶり。ゲストも「楽しかった」との事で、最高のストレス発散になったようだ。フライフィッシングはプロセスを楽しむ遊びだと、改めて感じた。


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2025年8月24日日曜日

ドライガイド2025-16、季節を変えて再会。(2025.8.24)

  ゲストさん、あれからひと月ほど経って再会です(2025-6、撮影タイムは焦らずに)。リピーターさんが1人出来上がりました。大変うれしい事です、ありがとうございます。リピート割引もありますので、皆さんもご活用下さい。およそ2割引になります。もともと良心的な設定のガイド料ですが、さらにお得になっちゃいます。開業初年なので、来年からは少し料金上がるかも知れません。北海道のガイド相場が4万円ですので、時代は変わったなと思います。
 今度はどこに行こうかなと考えて、檜枝岐方面へ釣り場を決めました。暑くなって来ると涼しい檜枝岐村は別天地です。ドライシーズンに入って3週間ほどなので、釣りもトップシーズンに入り立てのはず。あとは問題は水量ですね、今年の場合は。という事で、車止めからテクテク歩いて入渓。ひんやりした空気が気持ち良いです。前回のガイド内容はステップアップですが、キャスティングはじめ一連の動作はスムーズなので、現場で気が付く点を伝えるだけでOKです。実地の大切さは、その時々にアドバイスできる事が良いですね。「そうですね」「なるほど」と返ってきます。メモも取る人でしたから、自分も見習いたいと思うくらいです。
 イワナ釣りに、あぶくとバブルラインは欠かせません。「しぶき」と「あぶく」は違います。巻き返しにあるのがあぶくです。フレッシュじゃないやつですね。ゴミと一緒に羽化したやつや流れ落ちたやつがぐ~るぐると回っているから、イワナも楽にエサ捕りが出来る。あぶくとバブルラインは必ず何度か流す、これは絶対です。特にあぶくの方は1度針掛かりしちゃっても、食い意地が張っているイワナなので、針の痛みよりも食欲が勝っています。また複数のイワナが付いているので、スルーするなんてあり得ません。巻き返しのポイント攻略には幾つか考え方がありますが、どこに立って、どう流すか、考えながらクリアしていきましょう。
 きれいなイワナが遊んでくれました。気持ち強めにグイーと引いてくれます。豪雪地帯に棲むイワナは本当にたくましい。時として臆病で、時として大胆で、生き物の本能を伝えてくれます。午後3時、時間も早いので、少し下の区間を釣ってみましょう。水がいく分落ち着いてきて、小さい虫がハッチしています。午後3~4時はハッチタイムの始まりです。ライズを2つ発見して、小さな流れ込みで1投目で。サイズも上がって、良い締めくくりになりました。帰路、お気を付けて。






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2025年8月17日日曜日

ドライガイド2025-15、季節の迷路。(2025.8.16)

  雨で森は息づいて、動植物はひっそりと暮らす。猛暑日続出となっている2025年の夏は、季節の巡りがとても早く、川の取り巻く生き物にも影響が出ている。奥会津の釣りでは、水量は雪で持ちこたえたが、さすがに減水期に入ると気温上昇に伴って、渓魚の付き場も変わって来る。そういう事にどうやって対応していくかが肝心であり、探っていくと楽しい釣りにつながる。何も考えもせずに、季節が変わっても、天気が変わっても、同じ事をしている釣り人は釣れない結果が多くなる。フライフィッシングは特に観察力と対応力が試され、経験値をどう釣りに活かすかが大切。気付けるかな、出来るかな、とりあえずはチャレンジ、釣り上がってみましょう。
 2日目に入り、幸い気温が高くはないので、静かに釣り上がれる川を選んでみた。春先には良くイワナが釣れる場所は、おかしなくらい沈黙を続けて、これは釣り人には考えさせられる。上記の対応力が試されているわけで、思考の迷路からはほどなく脱出できた。要した釣り上がり時間は1時間弱か、流れは悪くはないのに反応が返ってこない。先行者がいたはずではないのに、サカナが走らない。まさに渓魚の付き場が変わっている状況だった。イワナも間違いなく夏対策している。
 ゲストと話し合いながら、1尾のイワナが釣れたところで迷路からは出れたので、その後はポンポンとテンポよくイワナが掛かる。確信が持って釣り上がり、やや良型の8寸がネットイン。ここで休憩です。迷路から出るまでに少し汗をかいているので、謎解きの安堵感から腰を下ろすと多めの水分補給、大切です。11時を回ったところで、小雨があたってきた。天気予報通り、気がかりは雷だけ。好きな人はいないでしょ。雷雨の過ぎた後は嫌いじゃないけど、最中は車に逃げたいよね。
 お昼を挟んで、雨が普通に降り出した。雷雨の場合は途中で退渓する事も常に念頭に入れているので、イワナの反応が良くなっているこの区間を丁寧に釣り上がる。釜の大場所でビッグチャンス、尺上イワナが浮いている。いや、流れが複雑で水量があるので、時折浮いてくるという状況に出くわした。タイミング良く入った時に2回反応し、1回は毛鉤をくわえるまでには至らず。2回目ははっきりと食べに来たが、くわえられずの空振り。これはかなり惜しい。この後も少し粘ってみたが、残念ながら、断続的な雨と雷のバリバリ2発で退渓となった。時刻14:30で早上がり、ストップフィッシング。今日はドラマの途中だったのかな。







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ドライガイド2025-30、ラストチャンス。(2025.10.25)

  連続の後追いになってしまった。行程の半分を過ぎた地点にある堰堤の下で、エサ釣りさんが2人もにこやかに会話していて、どっしりと腰を据えていた。釣りに夢中なので、こちらにはまったく気が付いてない。仕方なく邪魔しないように退渓点まで上がって、場所を変更しる事にした。アタリ無し、魚影...