夏に入ってからは、尺イワナが浮いている場面に遭遇する事が多くなった。普通は6月や初夏に尺物が釣れると思われがちだが、実は奥会津では夏が尺物のチャンス。これは今も昔も変わらない事実で、巡りが良ければ1つのポイントで2尾の尺イワナが釣れる事もある。自分は1場所2尾を2回経験していて、それは決して沢ではなく、川や本流筋で釣れる。さすがに2尾目が来た時にはびっくりします。笑います。
ガイドをやっていると尺物のビッグチャンスは必ずと言っていいほど巡っては来るが、ネットインまではなかなか難しい。9寸サイズまでは釣れても、あと1cm、2cmが届かない。この日は檜枝岐村に来たので、せっかくだから自然豊かな渓流を歩きたいとの希望で、山岳渓流のようなきれいな場所に来てみた。魚影は減ってしまったが、過去の実績はかなり良い。あくまでも過去、昔話ですが、期待は出来ます。水量はやや多いという状況なので、あとはタイミングか。
風景感が素晴らしく、遡行しているだけで気持ちが良い。これは最高だ。あぶくはあるし、バブルラインもある。誘っているとしか思えない。時々小雨がちらついて、イワナの警戒心も薄まるか。プラス思考ばかりが浮かぶ。あまりポイントの写真は出さないが、今回はビッグチャンスの場所を2つ。2枚目の写真は右の大岩の左横から流れの肩にかけて、ゆらゆら、上がったり下がったり、沈んだり浮いたり、食事に忙しそうな推定32cm。3枚目の写真は左岸側のあぶく、緩い巻きでイワナが岸の方を向いてふらふら、余裕で定位している推定30cm。期待は高まるばかりでも、難易度は高い。分かるでしょ、イワナも釣り人もお互い丸見えですよ。ビートルから毛鉤チェンジしたりと、観察しながら時間が過ぎていく。
何投かはできたが、キャンスティングのモーションはどうしようもなく、その結果は釣り人の負けとなった。初めて歩く川で、初めて遭遇したイワナで、上手く行く事の方が少ないでしょう。雨が普通に降り始めたので、午後15:30に退渓となった。車止めに戻って16:00。ピッタリの釣り行程は久しぶり。ゲストも「楽しかった」との事で、最高のストレス発散になったようだ。フライフィッシングはプロセスを楽しむ遊びだと、改めて感じた。
山菜採り・キノコ採りも、楽しいですよ。
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