昨年からフライフィッシングを始めたというゲストは、ハマりにハマって本流釣りの沼にもハマってしまったそう。ドライの釣りが夏からになってしまいやや焦り気味でも、1年を通して釣りをする今は、後悔はないとか。そうなると、何も考えずに突き進むだけですね。そのうちに、立ち止まる時がやってきますから、自分の本当の姿が見えてきますね。何がしたいのか、どういう時間が好きなのか、きっと見えると思います。
雨が少ない今年の夏に、雨に当たりました。北に釣り場を求めて、大きな川へやって来ました。スタートの時点では小雨がパラパラ、お昼頃には薄日が差して、気温も上昇。虫のハッチや流下はわずかですが、渓魚だって生きるためには食べたいはずです。エサ捕りを中心に付き場は変わっていきます。その辺を読めるか読めないかで、釣りの内容も結果も大きく変わっちゃいますね。季節が変わっても同じ事を毎回繰り返している人は、夏になると釣れなくなるものです。考える事や想像する事をしなくなると、すべてが悪循環になります。まずは「なんでだろう」と思う事から始めましょうね。
良くない状況の中で釣れたのは1尾のイワナでした。午後3時半を過ぎたあたりから、虫っ気が出てきて、はっきりとしたライズを確認。こんな巡り合わせがあるなんて、毛鉤の釣りってやっぱりドラマだなあ。釣り上がってきた中で何回かチャンスはあっても、超散発のアタリは上手く針掛かりしません。集中力も上がったり下がったりで、期待感だけが先走りしてしまいます。ライズは水面の上10cmくらいに飛んでいた虫に目掛けて飛び出した格好で、魚体を全部見せつけたジャンプだった。こちらの投げたフライは水面上だったので、リアルを食べている状態だったと言える。それも立派なサイズのイワナとはっきり分かる。5分ほどポイントを休ませてイワナには付き場に戻ってもらい、再チャレンジの3投目でフライは吸い込まれた。4枚目の写真の中央やや右上にある巻き返しの泡、水深は20cmもなく、細い流れ込みに向かって食事に夢中になっていた泣き尺イワナだった。無意識に差し出された渾身の握手が、ランディングまでの緊張感を和らげてくれた。
リリースがまた良かった。写真撮る際もあまり魚体に触れないように気を遣い、終始見せる50代おっさんと思えないほどのジェントルな振る舞い。共感させられますね。明日も明後日も檜枝岐村で自主練習との事で、頑張って楽しんでほしい。渓流が禁漁になれば、また大きな釣り場へ舞台を変えて、第三幕が待っている。この人には、釣りに終わりはない。
山菜採り・キノコ採りも、楽しいですよ。
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