フライフィッシングを始めるには、ある種の決意のようなものが必要です。道具は高いし、消耗品は多い。ウエーダーやランディングネット、帽子、カメラ、鈴、偏光グラス、防虫対策、色んな物を携帯しながら釣りをします。ウエーダーなんかは釣りにしか使わないし、荷物にもなる。ラインやらの消耗品だって、どこかにしまって持って歩いている。フライフィッシングは大変な遊びだと思う。さあ、暑い盛夏、ウエットウエーディングの季節。熱中症対策にもなるし、軽快に釣り上がりましょう。川の水ですが、奥会津は冷たいですよ。ガイドで行く川の水温は、夏でも14~16℃くらいです。冷えすぎ注意ですよ。
昨年2024年の里見スクールに参加希望も定員到達で参加できなかった方が、ゲストで来てくれました。こんな自分のステップアップガイドでよろしければ!、と言う事で、スタートガイドから始めます。道具の扱い方から始めて、一気に最初の1尾のイワナまで行くつもりで、やや早い進行で川を歩かせますよ。最初の30分は、ガイドとゲストは探り合いの時間、微妙な空気感があります。まあ、いつもの事なので、良い歳の大人ですから会話さえ成立すれば大丈夫です。もう10:30、あら、12:30、100mくらいは釣り上がりましたね。誰でも最初は通る道です。頑張って、ひとつひとつクリアしていきましょう。ここで、お昼ご飯ですね。
好きな趣味に出会うと、少年のような眼になります。情報量が多いので、習う側も大変です。歩いて入門書を読みながら、釣りをしているようなものです。でも、この上なく楽しそう。もうフライにハマったのかな、間違いないですね。「狙った所に毛鉤を置こうとはしないで、ちゃんとキャンスティングして投げましょう」と、自分は頻繁に言います。「イワナがいるかも」と思っただけで、余分な力が入って、動作がぎこちなくなっちゃいます。「やろうとはしているので、前向きに頑張りましょう、今のは良いですよ」と、おじさんがおじさんに優しく言う姿は、少し笑えます。冬に中学生相手にスキーを教えている事が、ガイド業に活かされていますね。もともと教員免許もあるし、ガイド業の素質の欠片くらい、あるみたいです。
13:30で捕れそうなイワナ発見。枝の下の流れなので、イワナの存在を知らせずに座って投げる練習をちょっとします。残念ながら、このイワナは上手く行きませんでした。生き物相手です、イワナもエサ獲り必死ですからね。13:50、小さいライズ発見。イワナも見えます。立ち位置と距離感だけ気を付けておけば、釣れそうです。問題は何回目でフィーディングレーンに投げられるか、それが問題、大問題です。5回目でイワナのストライクゾーンに入ったら、ピッタシでフッキング。ゲストはショックで動けないので、ラインを引くのはガイドです。やりましたよ、1尾の良いイワナですよ。買ったばかりのネットに、最初に入ったイワナはちょっと居心地悪そう。川の水で手を冷やしてから、イワナをリリースです。今日も握手を求められました。そして、しばしの余韻を楽しみながら、休憩タイム。手の震えは止まったようです。
午後15:00から第2ステージ。短い区間でワンチャンスを狙います。小さい魚は確認できたので、7~8寸サイズもいるはずです。「あそこの枝の下を流してみましょう」と誘導すると、3投目くらいで狙ったレーンの近くに毛鉤が届き、接待されるようにバシャッと来てくれました。が、しかし、またもやゲストは動けない。ロッド持つ手は反射で軽く上がったまま、ガイドは慌ててラインを手繰るがバレちゃいました。2尾目のイワナは1尾目よりも大きかったが、ネットには入らず。上手くいかないから、また面白い。完璧にフライフィッシングの罠にハマり、ゲストはどんな夜を過ごすのだろうか。夢の中でイワナが掛かったら、ちゃんと手が動けていると良いんだが。
山菜採り・キノコ採りも、楽しいですよ。
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