2025年6月8日日曜日

ドライガイド2025-5、川は貸切り。(2025.6.8)

  またもや暑い日に当たってしまった。それなら季節が少し遅れる場所へ行ってみようと思い、只見方面へ釣り場を求めた。林道は途中で雪の塊でストップなので、雪の塊までの区間を探ると、昼が近づいてきたという頃になって、良いイワナが釣れた。雪代が落ちてくる川では、釣れるサカナはほとんどが良い魚体をしている。今シーズンの最初の釣りだったそうで、集中力は釣り好きそのものでした。
 マイペースの釣り上がりを邪魔せずに、休み休みの釣り。そして、早すぎない渓歩き。大切ですね。自分は最後のコシアブラを探しつつ、いろんな方向に視線が行きます。ロッドを1本背負ってはいるものの、これはゲストが運悪く竿が折れた時のためのスペア用のもの。出番は滅多にないと思うが、なんてことない時に折れたりするので、携帯していて良かったという時がいつか来る。来ない方がいいんだが。
 午後は釣り場を変えて、湧き水の川へ回ってみた。下見は1週間前で、その時は水量多く、時期尚早だった。この日も水量は多いが季節的には1.2倍くらいだったので、問題なく川に降り立つ。どうやらアタリはあるが、なかなか2度目がない状況。それでも、きれいなヤマメが先に釣れて、次に良い顔したイワナが釣れた。いつもは1人で釣りをしているらしく、2人で話しながら時間を過ごすだけでも楽しく、もう今日は十分遊んだという。体力的にも疲れがあるのは当然なので、午後の4時で納竿、お疲れさまでした。






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2025年5月31日土曜日

山菜採りはミヤマイラクサ。(2025.5.31)

  コゴミからワラビに変わって、ついに山菜の王様の季節になりました。地方ごとに山菜の呼び名が変われば、好まれる山菜も変わります。呼び名が変わった山菜は、だいたいがその土地で愛されている山菜になります。福島県と山形県では「山菜の王様」と称されるミヤマイラクサは、「エラ」「イラ」「イラクサ」「アイコ」と呼ばれ、漢字にすると深山刺草だから「刺(とげ)」から由来している。「アイコ」は藍色に変わるかららしい。会津人に聞くと、100%大好きと返ってくる。間違いなく王様だ。
 5月中旬頃からにょきにょきと顔を出して、6月いっぱいまで楽しめる。道端にも細いものが出ているので、ワラビ採りしていてチクッとした葉に触れたら、それがイラクサですよ。地面から20cm位伸びた箸ほどの太さの若い茎を頂き、根は残すと別の新芽が伸びたり来年も出てくる。太いものは1.5cm前後もあったり、花芽を付ける頃になっても上の方の柔らかい部分だけを頂けば、長い期間楽しめる。手袋必携。自分はハサミで茎をチョンして、その場で葉もチョンチョンチョンと落として集める。
 地元ではどんな料理にも合うので、みそ汁の実、お浸し、その他いろいろ、フル活用で食べている。自分たちはちょっと趣向を変えて、イラクサとトマトの鶏マリネ風など、和え物にプラスしている。でも一番はやはりシンプルなお浸しかな。癖は全くなく、味は優しく甘いので、万人に好まれている。宿屋時代には毎週100本単位で収穫して来てはお客様の夕食にお出しするという日課だったが、今年は自家消費分だけなのでバクバク食べる予定です。パスタに合わせてもいいかな。楽しみだ。







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2025年5月27日火曜日

ドライガイド2025-4、山奥は春の終わり。(2025.5.27)

  朝8:30、先行者アリで、迷わず入渓。平日でもきっちり釣り人がいましたが、ゲストからご指名の川なので、車1台くらい、1人や2人は仕方がありません。風景感の素晴らしい谷で、山の釣りをご案内しました。ポイントを選びながら釣り上がって、今年初、ガイド業初の尺イワナが登場です。33cmちょっとのサイズは、言わずもがな午前中にして満足度マックス。ゲストも「お弁当食べて帰ろう」なんて事を言い出す。年齢相応の落ち着きは、さすが人生の先輩らしく、自分もぜひ見習いたい。次からは、ランディングネットは少し大きめを用意しましょう。
 コゴミが終わって、イラクサの季節になっていた。春の余韻は十分に残っていて、過ぎ行く季節を感じられてとても嬉しい。たくさんあったヤマワサビは豪雨災害の氾濫でほとんどが消えてしまったが、この川はいつも記憶に残る思い出をくれる。釣れても、釣れなくても、行って帰る事に意味があるのだろう、きっと。
 お天気も感謝。この前の夏のような暑さとは程遠い曇り空。もともとは午前中は雨の予報だったが、ほとんど降らなかった。たった1日違いでも、こればかりは受け入れるしかないですね。昼頃からは流れの開きにもイワナが出ていて、活性が上がっていくのが手に取るように分かった。そうですね、お昼を食べて、ちょっと釣りして、安全第一で帰りましょう。






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2025年5月23日金曜日

ドライガイド2025-3、真夏のような日に、川で涼む。(2025.5.23)

  南会津町の天気予報が30℃超えと出ていた。5月下旬で異常な数値でも、これは南会津町の役場がある田島地区(旧・田島町)での話なので、こちら舘岩地区(旧・舘岩村)では30℃までは上がらない。とは言え、ドピーカンで異常な高温である事には変わりがない。高温だとまずは午前中のガイドが肝心になるが、どうなるのか予想もつかない。1度釣り場を変えて、イワナとヤマメには数尾会えたので、ひと安心。魚影はあっても、水面までは捕食に上がってこないという、真夏の釣りにも似ていた。虫のハッチは多くライズが散見され、アタリやすっぽ抜けもあり、間違いなく楽しい時間ではあったと思うので、これはこれで良かった。ひたすらサカナを見つける自分でした。
 問題の午後は、一転して難しい釣りになってしまった。いつもだったらサイトで狙える場所でも良型が浮かず、様子が違っていた。ガイドの腕不足は否めないが、気温上昇で奥の残雪がどんどん溶けて行っている予感がする。14時頃には水量が気持ち増えてきて、水温も下がってきたように感じた。川に責任はないが、ガイドする自分の対応力がまだまだかな。時間の経過を見ながら、退渓して戻りながらのサイトフィッシングで狙おうと試してみたが、いかんせん浮いているサカナが釣り上がり時よりも少なくなっていた。う~ん、残念だが、出来る事はやったので、仕方がない。勉強します。
 夕時のハッチに合わせたヤマメらしいライズがポツリポツリと見えた。ゲストいわく、フライをスペントに変えてみたら反応は向上したそうだ。この釣りは、奥が深いなあ。きれいなローケーションの中で、真夏のような日差しを避けながら、マイペースの釣り上がり。楽しい時間をいただき、ありがとうございました。
 ゲスト同士でサカナを探して、あっちのレーン、そこそこ、左側の~~~って。写真も撮って撮られて。夢中にならない理由がないですね。




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2025年5月18日日曜日

山菜キノコ、レアもの。(2025.5.18)

  春の山菜の良し悪しは、冬の雪の量で左右される。出る時期も、採れる量も、その質も、かなり左右される。雪が多くても消えるのが早い、というのが今年の流れ。今年の流れと言うよりも、温暖化での流れだと思った方が良いね。ちょっと遠い所や奥深い所なんかは、採りにいく見極めが難しい。無駄骨は誰だって避けたいから、天気予報を見ながら慎重になっちゃうね。過去データが強い味方になるが、あまり期待はせずに参考程度に留めておいて、実際は重い腰を上げて現地を覗いてみないと始まらない。よいしょ、っと。
 昨年はこっちが遅れちゃって採れなかったアカコゴミとヤブレガサが、今年は雪が残っている影響でほどよく収穫できた。アカコゴミはアブラコゴミとも呼ばれていて、普通のコゴミとは別物の味わい。新潟ではボーボー出ているらしいが、ここ奥会津ではほんの少しだけしか出ていない。まとまって採れたらガッツリ食べてみたいが、今後も無理かな。赤コゴミ畑に遭遇しない限りは薄いなあ。
 ヤブレガサは、実はモミジガサ(シドキ)狙いだったのが雪で出ていなくて、たまたま先陣のヤブレガサに当たった。昨年は逆で、ヤブレガサはほぼ開いてしまっていて終わりで、シドキ大量だった。この辺が、山菜採りの難しいところ。手ぶらで帰るよりは良いが、数日の違いで収穫内容も変わる。貴重な山菜採りデータが増えたと思えば、悪くはないね。天ぷらも美味しいんだろうな、きっと。
 春にキノコは狙っていないが、山菜採りの多くは川沿いに行くので、たまに収穫がある。この日は、なんとアミガサタケとエノキタケがあった。アミガサタケは毒持ちの高級キノコとは知らなかった。検索していて分かったが、揮発性のある毒なんてあるんだね。雪解けの半日陰の腐葉土に出ているので、枯葉の色と同系色で、とても見つけにくい。見つけようとすると見つけられないので、まったく期待はしていない。無理だよ。
 エノキは大好物だが、収穫量が少ないので、そっと置いてきた。奥会津では秋よりも雪どけの春に出ている事が多い。もう少しまとめって出ていれば、ほくほく顔で頂くのだが、だいたいこの程度の量がほとんど。スープでもバター炒めでも漬けでも絶品なんだが、来年に期待しよう。







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2025年5月12日月曜日

ドライガイド2025-2、ガイドで1日歩く。(2025.5.12)

  今年の連休は、カレンダーの上では5/3~6の4連休という短期集中型でした。飛び石連休は連休ではないので、限られた人のみが長期で遊べた感があります。その連休の狭間で、ガイド依頼のご夫婦。旦那さんは昨年フライフィッシングを始めてヤマメを1尾、奥さんは今回が初めてで、まだロッドも握った事がないそう。結局は1日ガイドなので、ガイド料金は通常通りです。
 フライ道具の所作や扱い方を教えて15分、ラインドレッシングを教えて10分、ノットは出来たのでパス、キャスティングで15分。さあ、川へ降りましょう。実際の川でキャスティング練習しながら、川を歩いて、釣り上がります。本物の渓流では間違いなく集中力が違います。里川ではないですが、旦那さんを遊ぼせておくわけにもいかないので、2人同時に歩かせます。スタートガイドとステップアップガイド、ハイブリッドで釣り上がりです。奥さんに1尾釣れれば、夫婦みんなでハッピー。
 休憩しながら、気が付いたことをその都度レクチャーして、お昼休み。川でお昼休みは休みにはなりませんが、食べたり飲んだりしゃべったりで、30分休んでいればそれで良いんですよ。再開して、気温上昇、カゲロウのハッチは盛ん、ライズもちょびっと、悪くはない状況です。ただ、水量が多いので、サカナの付き場は限られます。午後3時を過ぎた頃、この日4回目のフッキングでイワナに会えました。取り込みのドタバタは、最初の1尾にはご定番です。奥さんは、ロッドを合わせて上げた後は、記憶が飛んでいるとか。これまた、良いんじゃないの。フラフィッシングを今日始めて、今日ドライで1尾。最高です。



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2025年5月8日木曜日

コゴミ採り場開拓。(2025.5.8)

  山菜採りガイドにはちょっと難しい事があります。イワナはリリースされるけれども、山菜やキノコは絶対に持って帰る事になりますからね。そうなると、候補の山菜採り場を何ヵ所か押さえておく必要があります。フキノトウならば所かまわずどこにでもありますが、春の人気銘柄であるコゴミは、そんなにはないものです。天ぷらで食べられるような太さのものは、それなりの場所に行かないと生えてはいないんですよ。ゲストに1時間歩かせるわけにはいかないし、遠くまで車を走らせるわけにもいかないでしょう。と言う事で、コゴミ畑の散策です。
 コゴミの出る条件は分かっているので、前々から予想を付けていた場所へ長靴で散歩です。雪が残っているのがコゴミ採りの良い条件。ヤマザクラの花がひらひらと舞い落ちる中を歩いて行くと、エンレイソウが咲こうとしている。春ですね。新緑も近いです。雪の影響で老木が割れています。これも自然の成り行き、森の中も世代交代。コゴミの小さいもの、細いものが見えてきたら、その先には良いコゴミがある可能性が出てきます。10分も歩くと、コゴミ畑に到達しました。開いているものが多いですが、1週間前ならばベストタイミングだったでしょう。レアもの、通好みのヤマソテツも出ていました。ヤマソテツは標高高めのブナの林にあったりします。味はコゴミよりも上とする山菜ファンもいます。コゴミ畑をまずは1ヵ所確保できて、グー(good)です。
 2ヵ所目の探索ではどうもここ1週間のうちに先行者が数組いたらしく、コゴミが間引きされていました。株から全部採らないできちんと間引きされていたので、常識のある山菜採りの人ですね。地元の爺さんかも知れません。こうなると、先行者の引き返したその先が気になるところ。10分も歩けば、間引かれた株が見えなくなったので、良いコゴミが出てきました。ちょっと前までは雪が多くて止めたのかも。上物も多くあって、気持ちはウキウキです。帰宅して収穫量を計ってみたら、3kg弱ありました。これ、2ヵ所目だけでの量です。超ラッキーで、コゴミ畑2つ開拓です。外れていないのが、自分でも凄い!









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森の恵み、ヒラタケ。(2025.7.4)

  ガイドのお仕事中に森の妖精から贈り物が届いた。神々しいほどに遠くで光るヒラタケ、ブナの倒木に発生していてその量は明らかにキロ単位に相当。川辺からヒラタケまでの距離は50m以上、足がずり落ちるほどの傾斜でも疲れを忘れてホイホイ登っていく。アンビリーバブルな出会いに喜びながらも、...