「ペンションやまゆきかわゆき」を閉館して、半年以上が経ちました。季節は冬、春、夏と巡り、秋の入り口に差しかかっています。日本の夏はより暑くなり、日本の冬は雪が少なくなって、一年を通してだいたい2℃くらい、平均気温が高くなっているように感じます。夏季が長くなり、冬季が短くなった、そんなところでしょうか。3月になれば暖かく、夏を挟んで12月中旬まで、外遊びができるような日本に変わりつつあります。
今春よりドライフライフィッシング専門のフライフィッシングガイドを始め、おかげさまで自分の予想を上回る引き合いを頂いています。ガイド依頼の動機はいろいろですが、南会津・奥会津地方でのフィッシングガイド需要が確実にあるという事は、自分が在住している意味も同じくあるという事だと思います。これからもよろしくお願い致します。
自分たちは宿泊業を24年、とても楽しく、とても忙しく、ありがたいほどに営業させて頂きました。フライフィッシング専門の特殊な宿で、関東から一番近い東北にある地理的優位性と、奥会津という素晴らしい自然環境にある渓流フィールドの2点は、釣りの神様からの恵みです。コロナ禍を経て、経済活動が安定してきた昨今、アウトドアに付随する趣味嗜好は衰えているようには見えません。アウトドアを基盤にして次の時代に欠かせないものは何なのか、今まで応援頂いた皆さまには何か恩返しができないか、そう考えた時に「車中泊を中心にしたベースキャンプ地」を開こうという考えに至りました。
自然豊かな奥会津は、釣り含めたアウトドアの下地があり、いくつもの多様な泉質を持つ温泉があり、南郷トマトに代表される地場産物もある。四季を通じた風景感や気候は特筆すべきものであり、日本の原風景と呼ばれている。その反面、社会の流れで人口減少、宿泊施設減少、要するに魅力ある土地にあっても来訪者の受け皿が無くなっていく傾向にある。車中泊施設は近年注目されている形態であり、車メーカーも新分野になりうると判断して対応ビークルを開発していく、異業種が車中泊施設経営に参入するなど、時折話題にもなっています。南会津町には「RVパーク」は存在しますが、予備的に付け加えたような施設であり、車中泊中心ではありません。自分たちは南会津町舘岩地区において、車中泊中心の施設の開業を目指す事にしました。「道の駅番屋」の近くの、昔は材木屋さん跡地になります。
開業予定地は南会津町舘岩地区の岩下、すでにグーグルマップでは「たていわ四季RVパーク」とピンを打っています。施設の名称はまだ仮の名ですが、少しづつ準備に入っています。いわゆる「宿泊難民」の方たちの拠り所となって、人口減少地域に人の往来を維持し、宿でお世話になった皆さんへも改めて恩返しできるようにと、考えています。フライ客のみならず、ここを必要とされるいろんな人に、ベース地として利用してもらいたいと思います。宿時代のフライフィッシングスクール、テンカラ教室、山菜採りやキノコ採りなど、実績として蓄積してきた体験メニューも活かして、来訪者の遊びの入り口にもなりますよ。開業は来年2026年になりますが、次の渓流釣りシーズンにはお会いできるように、頑張って整備していきます。外注以来とセルフビルド、これも自分たちには楽しみな事。人生の再終幕になるかも知れませんが、やまゆき家のスローライフのリスタートを応援して下さい。
山菜採り・キノコ採りも、楽しいですよ。
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