2025年7月10日木曜日

ドライガイド2025-9、森の中で釣り上がり。(2025.7.10)

  希望の川ご指名でガイド、この川は二回目のご指名になりました。ゲストはやまゆき宿リピーターで、お酒好きの気さくな同年代。湖の釣りから渓流の釣りに季節が変わって、今シーズン最初の会津です。暑くなる予報の日でしたが、日陰の多い川だったのでラッキーです。それでも汗をふきふき歩いて、釣りスタート。
 釣りに関しては手放しでいられるので、フィールドガイドに集中できます。高巻く場所も幾つかあって、ルート確保は安全第一。枯葉やササで意外と滑りやすかったり、ナメ床では嫌~な角度でツルッと行きそうになったり、日陰は足場の起伏が良く見えない場合もありますので注意です。出した足を引っ込める事ができる歳になったので、焦らず、急がず、落ち着いて釣り上がります。
 渓相の美しさでは断トツ、木漏れ日が素敵な、絵になる川です。おそらく昔は山仕事で栄えたんでしょう。いにしえの会津人たちの、貴重な山の財産です。コゴミ、イラクサ、ネマガリタケなど何でも出る山で、地元の人ならマイタケ、マツタケも採れるようです。そしてイワナも捕れます。良いサイズのイワナが釣れて、しばし休憩。尺上は無かったですが、気心が知れた間柄なので、とっても楽しい1日になりました。自分は歩きに慣れていますが、ゲストは始めて歩く川なので、足はパンパンなはずです。温泉でリカバリー、間髪入れずビール、地酒で、至福の夜だったとか。




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2025年7月6日日曜日

センボンシメジとワラビでパスタ。(2025.7.6)

  お客様用にせっせと収穫していたキノコを、今度は逆に”冷凍庫の中身を減らせ”とばかりに消費中です。口開けの地酒はもうないし、家のまわりの山菜もワラビくらいしか採れない。ワラビのフル活用で行けるところまで行くしかない。頑張れば7月下旬までワラビは採れそうだ。採ってきて、保存して、食べる、の繰り返しも、バリエーションが無くなって来るので、ここでストックキノコの出番です。
 いつもはスープのダシ替わりに使っていたセンボンシメジを、立派な具材として役立てるわけだ。去年のセンボンシメジは良く採れたっけなあ、と思い出しながら、がたごとと冷凍庫内をかき回し、出てきましたセンボンシメジのめんつゆ漬けブロック。キノコの解凍には30分、これは事前に用意。ゴマ油で炒めて、中華ダシ少々、水分が飛んだ段階でストップ。イオンのPBパスタソースで混ぜ合わせて、15分で出来上がり。新作パスタはこれまた美味だった。センボンシメジは晩夏から秋のキノコなので、チタケ採りのじいさんたちが引けていく頃。汗もかくけど、頑張って収穫しよう。




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2025年7月4日金曜日

森の恵み、ヒラタケ。(2025.7.4)

  ガイドのお仕事中に森の妖精から贈り物が届いた。神々しいほどに遠くで光るヒラタケ、ブナの倒木に発生していてその量は明らかにキロ単位に相当。川辺からヒラタケまでの距離は50m以上、足がずり落ちるほどの傾斜でも疲れを忘れてホイホイ登っていく。アンビリーバブルな出会いに喜びながらも、頭の中は何して食べようかと考えている。今日は良い日だ。
 小雨が降りだし、1度雷が聞こえた。収穫は手早く、小さな袋が3つ、水分を含んでパンパンだよ、も~。やったよ、も~。かなり重いよ~。出口はすぐの所まで来ていたので、良く頑張ったご褒美をもらった。ゲストに「野生のキノコは食べますか?」と聞いたら、「食べ方が分からない」と返ってきた。「必ず虫出ししてから調理すれば、おろし和えでも、汁物でも、和風の料理に合いますよ、検索すれば全部出ています」と伝えると、「それでお酒とやれば最高ですね!」と、美味しい妄想は伝わるらしい。結局は3つのヒラタケ袋が、3人分の手土産に変身してしまった。それでも良し、3人で歩いたので、みんな笑顔で思い出も増えたんだからね。
 ヒラタケの食べ方はいろいろあるが、かわゆき家では炒め物に姿を変えた。新タマネギ+ニンニク+ゴマ油+ゴマ+中華ダシ、これで出来上がり。野菜がお高いので積極的に山菜を食べているので、常備菜になっているワラビやらも並べて、贅沢な里と森の恵みのランチタイム。パクパクと食べ進めれば、あ~ら不思議、何も残っていない。





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2025年6月28日土曜日

ドライガイド2025-8、原生林を歩きましょう。(2025.6.28)

  まったくもって、暑い日は暑い。奥会津も例外ではなく、暑い日は暑いですね、25℃位ですが。日陰の雪が消えて、ドライの釣りのトップシーズン入り。トップな場所は釣り人の量もトップになるので、トップ前のベストシーズン入りしている川で、1日涼みながら釣りしました。水量は多めですが、水生昆虫のハッチは多く、ライズも見られます。渓魚の活性のサインはハッチ量でも変わりますので、状況を掴みやすい日でした。
 早々に釣れ始めて、何てラッキーな日だろうか。ゲストいわく、「今日はずっと、永遠に、釣れ続ける日だ」とか。天気も、場所も、人も、好条件が重なったようです。ビッグチャンスは逃しましたが、強い引きの29.5cmまで楽しませてくれて、数も二桁をクリア。釣れた匹数は数えていなかったようですが、ガイドはお仕事なので数えています。テンポ良く釣り上がって、15:00前の早めに退渓となりました。お腹いっぱい釣りが出来たらしく、ここで終了となりました。ワクワクで朝早く起きちゃったという事でした。夢中で釣りした分、一気に疲れを感じたんでしょう。
 安全ルートの確保は、この日の重要な役割でした。体力に不安のある方には寄り添い、元気な方には積極的にリードしています。関東の裏側に位置する奥会津は、自然渓流ビギナーとマイペースシニアに愛される土地です。ガイド業を始めて感じましたが、たくさん釣れる事がすべてではなく、やはり記憶に残る時間をコーディネートする事の方が求められています。一方で、自分の釣りに時間を取れないゲストからは、限られた時間の中で内容の充実度が求められています。コストパーやタイパはさておき、共通するのは「時間」と「充実」です。ただ単に自分が横にいるだけの事でも、そこから生まれる会話や不安から解放される安心は、後になって思い出される記録や記憶に残りますね。大切にしたいと思います。




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2025年6月22日日曜日

ドライガイド2025-7、川でハイキング。(2025.6.22)

  6月中旬に入り、沢筋の雪も消えた頃だろう。お二人の足取りは軽く、車を置いて30分ほど歩いてから、気を付けて河原に降りた。梅雨入り前のうららかな晴れの日、ハルゼミに囲まれているような感覚を覚える。ほどなくして、嬉しい1尾のイワナ。いつもは1尾釣れるかどうかという釣果でも、フライを遅くに始めた女性にはすべてが新鮮に映り、ヘタウマでも一所懸命に前を見ている。趣味への素敵な取り組み方です。自己記録更新の1日3尾のイワナ。翌日も自己記録タイの3尾のヤマメとおまけのウグイ。ステップアップというよりも、次の階段に飛び乗った感があります。
 目の前のポイントの見方と立ち位置を決めてあげて、あまり細かいことは伝えません。今後のためにも自主性を持って、自分で考えて釣りをしてもらえれば、もっと楽しくなるはずです。きれいなイワナが釣れた時は、カメラダブルで撮影タイム。お二人の距離感もホント素敵で。ランチタイムのお弁当が脇役になって、何とも膝がかわいいったら。そしておにぎりで口がふさがれて、無言の時。
 大物チャンスはイワナ側の問題で次回に持ち越し。明らかにイワナの食べ損じだったので、惜しいの一言。目測32cmと30cm、夢で逢いましょう。ポイントを休ませながらの、約30分の激闘でした。毛鉤も4種類ローテーションして、何度かチャンスを作り出し、ベストは尽くしました。兄さんにも姉さんにも、平等にチャンスはありましたね。虫のハッチ量でイワナの活性が変わる、森の中ではやや珍しい傾向でした。ご一緒出来て、こちらも楽しかったです。






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2025年6月18日水曜日

ツリガネニンジンの天ぷら。(2025.6.18)

  高原から里に引っ越して、採れる山菜も変わります。こちら東北南部は梅雨入りとなって新芽の季節は終わり、残る山菜は少なくなりました。ワラビの天下は続きますが、そのワラビ採りの中にもツリガネニンジンがわさわさと伸びてきました。天ぷらサイズのきれいなものもあり、これはおかずに頂かないと失礼です。「山で美味いはオケラにトトキ、里でうまいはウリ、ナスビ、嫁に食わすも惜しゅうござる・・・」と引用されますが、ツリガネニンジンはそのトトキです。
 オケラはほとんど山菜のターゲットにはなっていませんが、トトキは美味しいです。たくさん採れるので、嫁に食わします。ツリガネニンジンは山菜では珍しくキキョウ科の植物で、お花も可憐に咲きます。成長しながら背丈が伸びるので支え棒があった方が良いですね。根は立派で地中で横に発達し、朝鮮人参のようになります。一時期代用品として取引されましたが、効用・成分は朝鮮人参とは別物なので、今はあまり人気ではありません。
 葉の形状が数種類ありますが、細かく言うとそれぞれ違う品種のようです。大きな括りではツリガネニンジンなので、自分は区別していません。茎を切ると白い灰汁の液体が出てきて、べとつきます。匂いも少しあって、夏キノコのチチタケを思い出します。似ている雑草があるので、この白い液体が目印でもあります。さて、野山の幸を食べると甘さがあって、癖はまったく感じられません。誰にでも受け入れられる美味しい山菜でしょう。雨のある6月中は採れますね。





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2025年6月11日水曜日

ドライガイド2025-6、撮影タイムは焦らずに。(2025.6.11)

  平日であっても、釣り人が多い曜日がある。川選びには若干の傾向と対策が必要になって来るが、なぜかこの日は先行者ゼロだった。朝の9時前で一番乗りとは、ラッキーとしか言いようがない。状況を遠目で覗きながら、林道をトコトコ進む。ステップアップを兼ねたフィールドガイドの要望なので、おそらく釣り上がりでのポイントの見方と立ち位置が中心になる。さあ、スタート。
 幾つかのチェックポイントはあるものの、致命傷のような欠点は見当たらず、思っていたよりは釣りが上手なゲストだった。指摘された事をメモに取り、大好きな趣味との向き合い方は感心してしまうほど。3区間をゆっくり釣り上がり、イワナとヤマメの両方の顔が見れて、終わってみれば二桁釣果。イワナよりもヤマメの方が多く、準天然の個体は超美形。何尾釣れたかは数えていなかったらしい。これは珍しいフライフィッシャー、夢中だったようです。
 サイズアップでは一緒に喜び、撮影のお手伝い。額縁を作って、良く確認して記録。8寸ヤマメがきれいに収まって、感激です。尺サイズは1投目でスプーク、残念でしたがまた機会があれば来てみて下さい。過ぎた日は戻りませんが、違う季節の風景の中で、違う感動があるかも知れません。撮影した動画を後日お送りしたら、ご家族にも好評だったとの事で、こちらとしても嬉しかったです。
 






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ドライガイド2025-31、ここで渓流デビュー。(2025.10.28)

  今回で今シーズン最後のドライガイドになります。9月30日火曜ですから、明日からは禁漁です。そしてゲストにとっては自然の渓流デビューという記念の日、とっても良いお天気に恵まれました。フライフィッシングを始めたのは5月頃で、管理釣り場に月に1~2回通い、ついに念願のデビューとなり...