2025年6月28日土曜日

ドライガイド2025-8、原生林を歩きましょう。(2025.6.28)

  まったくもって、暑い日は暑い。奥会津も例外ではなく、暑い日は暑いですね、25℃位ですが。日陰の雪が消えて、ドライの釣りのトップシーズン入り。トップな場所は釣り人の量もトップになるので、トップ前のベストシーズン入りしている川で、1日涼みながら釣りしました。水量は多めですが、水生昆虫のハッチは多く、ライズも見られます。渓魚の活性のサインはハッチ量でも変わりますので、状況を掴みやすい日でした。
 早々に釣れ始めて、何てラッキーな日だろうか。ゲストいわく、「今日はずっと、永遠に、釣れ続ける日だ」とか。天気も、場所も、人も、好条件が重なったようです。ビッグチャンスは逃しましたが、強い引きの29.5cmまで楽しませてくれて、数も二桁をクリア。釣れた匹数は数えていなかったようですが、ガイドはお仕事なので数えています。テンポ良く釣り上がって、15:00前の早めに退渓となりました。お腹いっぱい釣りが出来たらしく、ここで終了となりました。ワクワクで朝早く起きちゃったという事でした。夢中で釣りした分、一気に疲れを感じたんでしょう。
 安全ルートの確保は、この日の重要な役割でした。体力に不安のある方には寄り添い、元気な方には積極的にリードしています。関東の裏側に位置する奥会津は、自然渓流ビギナーとマイペースシニアに愛される土地です。ガイド業を始めて感じましたが、たくさん釣れる事がすべてではなく、やはり記憶に残る時間をコーディネートする事の方が求められています。一方で、自分の釣りに時間を取れないゲストからは、限られた時間の中で内容の充実度が求められています。コストパーやタイパはさておき、共通するのは「時間」と「充実」です。ただ単に自分が横にいるだけの事でも、そこから生まれる会話や不安から解放される安心は、後になって思い出される記録や記憶に残りますね。大切にしたいと思います。




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フライフィッシング・ドライテンカラを始めたい人や教わりたい人、歓迎です!
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2025年6月22日日曜日

ドライガイド2025-7、川でハイキング。(2025.6.22)

  6月中旬に入り、沢筋の雪も消えた頃だろう。お二人の足取りは軽く、車を置いて30分ほど歩いてから、気を付けて河原に降りた。梅雨入り前のうららかな晴れの日、ハルゼミに囲まれているような感覚を覚える。ほどなくして、嬉しい1尾のイワナ。いつもは1尾釣れるかどうかという釣果でも、フライを遅くに始めた女性にはすべてが新鮮に映り、ヘタウマでも一所懸命に前を見ている。趣味への素敵な取り組み方です。自己記録更新の1日3尾のイワナ。翌日も自己記録タイの3尾のヤマメとおまけのウグイ。ステップアップというよりも、次の階段に飛び乗った感があります。
 目の前のポイントの見方と立ち位置を決めてあげて、あまり細かいことは伝えません。今後のためにも自主性を持って、自分で考えて釣りをしてもらえれば、もっと楽しくなるはずです。きれいなイワナが釣れた時は、カメラダブルで撮影タイム。お二人の距離感もホント素敵で。ランチタイムのお弁当が脇役になって、何とも膝がかわいいったら。そしておにぎりで口がふさがれて、無言の時。
 大物チャンスはイワナ側の問題で次回に持ち越し。明らかにイワナの食べ損じだったので、惜しいの一言。目測32cmと30cm、夢で逢いましょう。ポイントを休ませながらの、約30分の激闘でした。毛鉤も4種類ローテーションして、何度かチャンスを作り出し、ベストは尽くしました。兄さんにも姉さんにも、平等にチャンスはありましたね。虫のハッチ量でイワナの活性が変わる、森の中ではやや珍しい傾向でした。ご一緒出来て、こちらも楽しかったです。






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2025年6月18日水曜日

ツリガネニンジンの天ぷら。(2025.6.18)

  高原から里に引っ越して、採れる山菜も変わります。こちら東北南部は梅雨入りとなって新芽の季節は終わり、残る山菜は少なくなりました。ワラビの天下は続きますが、そのワラビ採りの中にもツリガネニンジンがわさわさと伸びてきました。天ぷらサイズのきれいなものもあり、これはおかずに頂かないと失礼です。「山で美味いはオケラにトトキ、里でうまいはウリ、ナスビ、嫁に食わすも惜しゅうござる・・・」と引用されますが、ツリガネニンジンはそのトトキです。
 オケラはほとんど山菜のターゲットにはなっていませんが、トトキは美味しいです。たくさん採れるので、嫁に食わします。ツリガネニンジンは山菜では珍しくキキョウ科の植物で、お花も可憐に咲きます。成長しながら背丈が伸びるので支え棒があった方が良いですね。根は立派で地中で横に発達し、朝鮮人参のようになります。一時期代用品として取引されましたが、効用・成分は朝鮮人参とは別物なので、今はあまり人気ではありません。
 葉の形状が数種類ありますが、細かく言うとそれぞれ違う品種のようです。大きな括りではツリガネニンジンなので、自分は区別していません。茎を切ると白い灰汁の液体が出てきて、べとつきます。匂いも少しあって、夏キノコのチチタケを思い出します。似ている雑草があるので、この白い液体が目印でもあります。さて、野山の幸を食べると甘さがあって、癖はまったく感じられません。誰にでも受け入れられる美味しい山菜でしょう。雨のある6月中は採れますね。





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2025年6月11日水曜日

ドライガイド2025-6、撮影タイムは焦らずに。(2025.6.11)

  平日であっても、釣り人が多い曜日がある。川選びには若干の傾向と対策が必要になって来るが、なぜかこの日は先行者ゼロだった。朝の9時前で一番乗りとは、ラッキーとしか言いようがない。状況を遠目で覗きながら、林道をトコトコ進む。ステップアップを兼ねたフィールドガイドの要望なので、おそらく釣り上がりでのポイントの見方と立ち位置が中心になる。さあ、スタート。
 幾つかのチェックポイントはあるものの、致命傷のような欠点は見当たらず、思っていたよりは釣りが上手なゲストだった。指摘された事をメモに取り、大好きな趣味との向き合い方は感心してしまうほど。3区間をゆっくり釣り上がり、イワナとヤマメの両方の顔が見れて、終わってみれば二桁釣果。イワナよりもヤマメの方が多く、準天然の個体は超美形。何尾釣れたかは数えていなかったらしい。これは珍しいフライフィッシャー、夢中だったようです。
 サイズアップでは一緒に喜び、撮影のお手伝い。額縁を作って、良く確認して記録。8寸ヤマメがきれいに収まって、感激です。尺サイズは1投目でスプーク、残念でしたがまた機会があれば来てみて下さい。過ぎた日は戻りませんが、違う季節の風景の中で、違う感動があるかも知れません。撮影した動画を後日お送りしたら、ご家族にも好評だったとの事で、こちらとしても嬉しかったです。
 






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2025年6月8日日曜日

ドライガイド2025-5、川は貸切り。(2025.6.8)

  またもや暑い日に当たってしまった。それなら季節が少し遅れる場所へ行ってみようと思い、只見方面へ釣り場を求めた。林道は途中で雪の塊でストップなので、雪の塊までの区間を探ると、昼が近づいてきたという頃になって、良いイワナが釣れた。雪代が落ちてくる川では、釣れるサカナはほとんどが良い魚体をしている。今シーズンの最初の釣りだったそうで、集中力は釣り好きそのものでした。
 マイペースの釣り上がりを邪魔せずに、休み休みの釣り。そして、早すぎない渓歩き。大切ですね。自分は最後のコシアブラを探しつつ、いろんな方向に視線が行きます。ロッドを1本背負ってはいるものの、これはゲストが運悪く竿が折れた時のためのスペア用のもの。出番は滅多にないと思うが、なんてことない時に折れたりするので、携帯していて良かったという時がいつか来る。来ない方がいいんだが。
 午後は釣り場を変えて、湧き水の川へ回ってみた。下見は1週間前で、その時は水量多く、時期尚早だった。この日も水量は多いが季節的には1.2倍くらいだったので、問題なく川に降り立つ。どうやらアタリはあるが、なかなか2度目がない状況。それでも、きれいなヤマメが先に釣れて、次に良い顔したイワナが釣れた。いつもは1人で釣りをしているらしく、2人で話しながら時間を過ごすだけでも楽しく、もう今日は十分遊んだという。体力的にも疲れがあるのは当然なので、午後の4時で納竿、お疲れさまでした。






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2025年5月31日土曜日

山菜採りはミヤマイラクサ。(2025.5.31)

  コゴミからワラビに変わって、ついに山菜の王様の季節になりました。地方ごとに山菜の呼び名が変われば、好まれる山菜も変わります。呼び名が変わった山菜は、だいたいがその土地で愛されている山菜になります。福島県と山形県では「山菜の王様」と称されるミヤマイラクサは、「エラ」「イラ」「イラクサ」「アイコ」と呼ばれ、漢字にすると深山刺草だから「刺(とげ)」から由来している。「アイコ」は藍色に変わるかららしい。会津人に聞くと、100%大好きと返ってくる。間違いなく王様だ。
 5月中旬頃からにょきにょきと顔を出して、6月いっぱいまで楽しめる。道端にも細いものが出ているので、ワラビ採りしていてチクッとした葉に触れたら、それがイラクサですよ。地面から20cm位伸びた箸ほどの太さの若い茎を頂き、根は残すと別の新芽が伸びたり来年も出てくる。太いものは1.5cm前後もあったり、花芽を付ける頃になっても上の方の柔らかい部分だけを頂けば、長い期間楽しめる。手袋必携。自分はハサミで茎をチョンして、その場で葉もチョンチョンチョンと落として集める。
 地元ではどんな料理にも合うので、みそ汁の実、お浸し、その他いろいろ、フル活用で食べている。自分たちはちょっと趣向を変えて、イラクサとトマトの鶏マリネ風など、和え物にプラスしている。でも一番はやはりシンプルなお浸しかな。癖は全くなく、味は優しく甘いので、万人に好まれている。宿屋時代には毎週100本単位で収穫して来てはお客様の夕食にお出しするという日課だったが、今年は自家消費分だけなのでバクバク食べる予定です。パスタに合わせてもいいかな。楽しみだ。







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2025年5月27日火曜日

ドライガイド2025-4、山奥は春の終わり。(2025.5.27)

  朝8:30、先行者アリで、迷わず入渓。平日でもきっちり釣り人がいましたが、ゲストからご指名の川なので、車1台くらい、1人や2人は仕方がありません。風景感の素晴らしい谷で、山の釣りをご案内しました。ポイントを選びながら釣り上がって、今年初、ガイド業初の尺イワナが登場です。33cmちょっとのサイズは、言わずもがな午前中にして満足度マックス。ゲストも「お弁当食べて帰ろう」なんて事を言い出す。年齢相応の落ち着きは、さすが人生の先輩らしく、自分もぜひ見習いたい。次からは、ランディングネットは少し大きめを用意しましょう。
 コゴミが終わって、イラクサの季節になっていた。春の余韻は十分に残っていて、過ぎ行く季節を感じられてとても嬉しい。たくさんあったヤマワサビは豪雨災害の氾濫でほとんどが消えてしまったが、この川はいつも記憶に残る思い出をくれる。釣れても、釣れなくても、行って帰る事に意味があるのだろう、きっと。
 お天気も感謝。この前の夏のような暑さとは程遠い曇り空。もともとは午前中は雨の予報だったが、ほとんど降らなかった。たった1日違いでも、こればかりは受け入れるしかないですね。昼頃からは流れの開きにもイワナが出ていて、活性が上がっていくのが手に取るように分かった。そうですね、お昼を食べて、ちょっと釣りして、安全第一で帰りましょう。






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ドライガイド2025-8、原生林を歩きましょう。(2025.6.28)

  まったくもって、暑い日は暑い。奥会津も例外ではなく、暑い日は暑いですね、25℃位ですが。日陰の雪が消えて、ドライの釣りのトップシーズン入り。トップな場所は釣り人の量もトップになるので、トップ前のベストシーズン入りしている川で、1日涼みながら釣りしました。水量は多めですが、水生...