2024年6月30日日曜日

前半まとめ、梅雨入り。(2024.6.30)

  2024シーズンの渓流釣りは、やや静かな賑わいで終始しています。ただ1つのエリア、SNS広告を出した檜枝岐村漁協だけが5月からガヤガヤと釣り人でごった返し。平日でも異常なほどの釣り人だったらしいです。当宿のゲストは檜枝岐へ行くのは早くても5月の20日過ぎ位からなので何の問題もないですが、場荒れした雰囲気は楽しめたそうです。ごった返しから1ヵ月半が経ち、ようやくいつもの釣り場に戻ったとの事、おめでとうございます。これで当宿もゲストに檜枝岐釣行をお勧めできます。
 さて、2024のベストシーズンはちょっと変わっています。釣り人の量は少ないですがそれはさておき、やや苦戦している人も多いのではないでしょうか。そのほとんどの原因は5月連休過ぎにあった降雪と霜による変化ですが、気が付いている人はどれだけいるのか、そこは観察力が試されるわけです。霜焼けで若葉と新芽とそこに付いていた虫がほぼ姿を消してしまい、結果として現在でも毛虫類が極端に少なく、陸生のエサが通常の半分以下、これが答えです。オタマジャクシ、カエル、ヘビが6月中旬から見掛けるようになり、食物連鎖のある生き物たちは半月分季節から遅れているようです。
 暑いですか?、雨が無くて水量が少ないですか?、そんなこと、もう何年も続いていますから、これからも変わらないんですよ。嘆いている人はずっと嘆いていればいいでしょう。大切なのは、観察したら対応する事、これが毛鉤釣りの小難しくもあり面白くもあり、おしゃべりも盛り上がる。最高です。エリアの選択、川選び、区間選び、システム対応、毛鉤選択などなど頭を悩ましながらもみんな頑張るって事ですが、地球的な気候の変化は絶対に選べませんし避けて通れません。しかしながら奥会津のエリアを選んだ人ならば、幾つかの問題は選んだ段階で解決できています。なんて素晴らしい釣り場なんだ。
 良い5月末からイワナが釣れ出しています。これは通常運転ですが、尺上は例年よりも少ないですね。自分も1ヵ月半のひざ靱帯の休養から明けて、再スタートで6月中旬から川を歩いていますが、尺上イワナは1尾でした。8~9寸イワナは必ずと言っていいほど混ざるので、ゲストの釣果の心配はしていませんが、やはりインパクトとなると大物でしょう。6月初旬にご夫婦の奥さんに釣れた尺イワナはお祝いでした。旦那さんの方はまだしばらくは修行中です。今シーズンの最大は37cm、1つ壁を抜けましたね。自分の最高記録と一緒です。
 メーカー取材が終わり、南東北地方も梅雨入りしました。段々と梅雨のような曇り空の日が増えてきました。今シーズンも訳あって休館が増えますが、よろしくお願い致します。



やまゆきかわゆきは、奥会津を楽しむための宿です。
フライフィッシングやテンカラ釣りで自然渓流デビューなら、首都圏からほど近いみちのく会津がベストです。
タックル類や釣り場のご相談は、お気軽に!
お一人様のフライフィッシングやテンカラのご宿泊は、特に歓迎です。
パウダースノーのたかつえスキー場なら、車で1分の至近距離。
奥会津の山々へのトレッキングも最高です!
天気予報を確認してからの直前予約も大丈夫です。
お気軽にお問合せ、ご予約下さい。
やまゆきかわゆきFBは、https://www.facebook.com/Yamayukikawayuki
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2024年6月17日月曜日

2024年7月休館予定【2024.6.17更新】

 やまゆきかわゆきの休館予定、随時更新します。

あくまでも予定ですので、ご利用をお考えの方はお問合せ下さい。 【2024.6.17更新】

6/19(水)、6/20(木)、6/21(金)
6/23(日)、6/24(月)、6/25(水)、6/26(水) 6/30(日)
7/ 1(月)、7/ 4(木)
7/ 7(日)、7/ 9(火)、7/10(水)、7/11(木)
7/15(月)、7/18(木) 7/21(日)、7/25(木) 7/28(日)
※7/8(月)、8/5(月)は、当宿イベントのため、参加者のみの営業になります。

やまゆきかわゆきは、奥会津を楽しむための宿です。
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2024年6月8日土曜日

◎タイイング資料、魅惑のシャクガ。(2024.6.8)

  自分のフライフィッシングは、出来るだけ太いティペットで、出来るだけ大きい毛鉤で、出来るだけおおらかに、季節感を感じながら川を歩く事にある。もういい歳なので、はっきりと言い切れる。それは1つの土地に暮らしているからであり、しかも20回以上の春と梅雨と夏と秋を体験して、緊張感や焦りはどこかに行ってしまったから。ティペットは5X、毛鉤は#10、これがお決まりのスタートで、夏や秋には時々#8になったり、#12になったり。でも、ティペットは5Xのまま。
 いくらか話は逸れたが、その#10の毛鉤はもう長いことヘアウイングダンと、パラシュートの2パターンに集約されている。ヘアウイングダンはレトロかつ超ベタな毛鉤だが、メイフライのスタンダードなダンパターンでありながらもカディスの要素を多分に持つという、なんと重宝してしまうパターンなんだろう。では#10の虫がいるのか?、#10のメイフライがいるのか?、#10のカディスがいるのか?、しかもシーズンを通して目にするのか?、そこが問題だ。移住してからしばらくは#12で釣りをしていたが、ある日曜の15時頃のホームリバーで、大きなカディスっぽい虫がハラハラヒラヒラしている事に目が行った。ずっと前から何度も何度も目にはしていたが、水面の50cmほど上をハラハラヒラヒラ。時には巻き返しに落ちて水面に羽をペタペタと飛び立とうとしていた。捕食の場面をしかとは見ていないが、その数日後には自分の毛鉤が#12が#10へサイズアップ。その川で使える一番大きな毛鉤の誕生となった。一応は、マッチ・ザ・ハッチかな、と。


 皆さんもあるはず、「なんかデカいカディスが飛んでたなあ」「チョウみたいなやつも飛んでたなあ」ってね。それは、シャクガの仲間ですよ。昨シーズン(2023)にくたばりそうなやつを路上で捕獲して、図鑑をペラペラ、ネットを検索。やはりネットはその筋のお方たちがまとめてくれているので、大助かり。正体は、チョウ(蝶)じゃなくて、ガ(蛾)だった。簡単に言うと、シャクトリムシが成虫になったらシャクガになって、ハラハラヒラヒラだったなわけ。そして、シャクガは何十種類もいて、地域性も、色と形も、けっこう個性がある。でも釣り場で良く目にするのは、クリーム系の2~3cmくらいのシャクガだろう。解説を読むと、家に近くにも普通にいて、1年中いるとある。奥会津はさすがに雪国なので、雪解けでササや草が出てくる頃から雪の積もりだす頃までいる事になる。2023年は禁漁になってもシャクガの観察をしていたら、わさわさと言えるくらい家の周りにもいた。『昆虫エクスプローラ』さんのシャクガの頁で見て下さい。


 シャクガの色が色々でタイイングに困るが、ちょっとくすんだクリーム系か薄めのグレイ系で遠からずとしよう。テイルはないのでカディスパターンの方が良いかも知れない。しかし、水面を転がるというよりはどんくさくハラハラヒラヒラなので、水面にとどまってくれた方が良いかも知れない。もう、どっちでも良い、個人の好きな方で。ただし、ヘアは長めで乗せてね。で、量産したら、こうなる。そう言えば、イエローボディのヘアウイングダン#10で、春香クリスティーンさんも爆釣したっけ。



やまゆきかわゆきは、奥会津を楽しむための宿です。
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3度目のシイタケ。(2024.11.11)

  シイタケは滅多にお目に掛かれない。見たのは過去に2度ほどで、今回で3回目。過去は1~2個出ているくらいだったので採らずでしたが、今回は傘が開いていて、自分を呼んでいたので、迷わずに収穫となった。今日(11/11)はそのシイタケを汁物にして、お昼に頂いた。収穫後はお決まりの虫出...