2023年8月29日火曜日

◎タイイング資料、夏の主役になったビートル。

  暑い夏は2010年以来だそうだ。でも今年の夏の湿度は異常と言うほかない。水棲昆虫よりも陸生昆虫が目立つ夏の釣りも、8月下旬まできたらまた水棲昆虫に戻っていく。思い出せば新緑の季節の5月に霜が何度か降り、檜枝岐村では雪もあり、ハエ、アブ、チョウ、ガの育つ時期に新芽が霜焼けになって、若葉も美味しそうじゃなかった。宿の庭先にやってくるコムラサキやセセリチョウはチラッとしか姿を見せず、自分も邪魔な虫たちが少ない事を喜んでいた。それらが渓魚のエサでもあるわけだが、別に他にもエサは無尽蔵にあると思ったらそうではなかった。水温が高くなり、エサが少ない夏となってしまった夏の釣りは、はなはだ釣り人泣かせ。救世主は、ホッパーとビートル。どちらかと言うと、木々からの落下量が安定していたビートルの釣りが救ってくれた。ホッパーは効く川と効かない川がはっきりしているが、ビートルは川を選ばない。奥会津の夏の、掛かったらデカいイワナ釣りは、健在だった。
 奥会津の釣りでビートルをメインで使う事になろうとは、予想外の予想外。あたふたとビートルを2個巻いて、厳しい釣りが続いている有名河川でさっそくテスト。明らかにイワナの反応に差が出て、小ぶりな個体までビートルに食いついてくる。ビートル的なアタリは刺激的でもあるが、自分にはやはりチョウやガの毛鉤でおおらかに釣り上がりたい。反応してこない良型のイワナを前にして、付け替えたビートルを投げる。また毛鉤を変えるのも面倒で、そのまま釣り上がる。結局はビートルでポイントを叩いて釣り上がる。ビートルの釣りの良い所は、ちょっと関係ない所に毛鉤が落ちても、イワナは毛鉤を見つけて下から突き上げてくれる。そんなに食べたいのかと、笑ってしまう。
 かくしてビートルの夏は過ぎようとしているが、暑さは例年よりも長く続く予報なので、禁漁までビートルが手放せなくなりそうだ。あと3個位は巻いておこうか。個人的にはビートルパターンは完成形と思っているが、もう少し視認性の面で改良も必要か。



やまゆきかわゆきは、奥会津を楽しむための宿です。
フライフィッシングやテンカラ釣りで自然渓流デビューなら、首都圏からほど近いみちのく会津がベストです。
タックル類や釣り場のご相談は、お気軽に!
お一人様のフライフィッシングやテンカラのご宿泊は、特に歓迎です。
パウダースノーのたかつえスキー場なら、車で1分の至近距離。
奥会津の山々へのトレッキングも最高です!
天気予報を確認してからの直前予約も大丈夫です。
お気軽にお問合せ、ご予約下さい。
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2023年8月16日水曜日

夏休みにキクラゲ。

  「お盆には殺生をしない」と言う釣り人は、おそらく65歳位は過ぎた人だろう。今では死語にも聞こえるが、決して悪い言葉ではないのは確かだ。毛鉤釣りの専門宿を開業してから、やはりお盆は釣りのゲストは少ない傾向にある。そして20年が経った今でも、予約の問合せが無いわけではないが、やはりゲストは少ない。ところが2023年は結果的には15泊前後の予約をお断りする事となった。”殺生しない”というよりは、近年の日本の夏は暑くてどこにも出掛ける気分にならないというのが本音だろうが、殺生しないという意識も薄れている事も間違いない。いや、そんな言葉は知らない、が、正しいかな。当宿は8/17までお休みを頂いています。お休みの内容的には消毒と除菌が中心なので、在宅でお仕事です、8/17は仕入れですので。
 昼の時間は少しだけ釣り、ですが川の様子見。それと、インファンテの7fブルーグレーの使用感を確認しに。台風は見事に当初の進路を外れて、降ったに入らない程度の雨が毎日降り、湿度だけを上げていく、最悪の日々。しかし、どうだろう。キクラゲを2kg収穫し、27cmのイワナも浮き上がって来てくれた。針掛かりしたイワナはほぼ全部バレない。夏の釣りとは思えない内容だった。竿のおかげか、雨のおかげか、たまたまのめぐり合わせか。アブが少ないシーズンなのは釣りには快適で、森には雨は降っているようだった。水量も夏にしてはきちんとある。
 8/18(金)から当宿は営業します。残りの釣りは40日ほど、早いです。禁漁になっても関東では30℃の日があったりしますが、こちら東北の奥会津ではひと雨ごとに秋が近づいて来ます。9月のに3連休は1回、終わりの9/30は土曜、ちょっとカレンダーが良くないですね。当宿の予約に関しては、平日も週末もあまり関係ないのでいいですが、禁漁駆け込みで川には釣り人が増える事は避けられません。フィナーレです。




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2023年8月8日火曜日

源流の夏イワナ。

  待望の夏のイワナ釣りの季節、美しい魚体の尺イワナが釣れました。川の様子を見に行くと、たまにはこのように釣れます。愛らしい眼に、鋭い歯、ティペットが5Xでも感触なくプッツリ切れる事もありますが、セーフでした。30cmを超える尺上ともなると、相手もさるもの、ランディングまでのやり取りは難しくなります。
 台風6号が近づいてからは、大気の状況が不安定のままで、湿度が上がり、イワナ釣りには絶好のタイミングですが、今年は日々変化がある釣り場になっているようです。対応力が必要ですが、うまくいけば数も釣れ、尺上イワナも混じっています。う~ん、素晴らしい。暑くて、台風来ていて、災害が出ていて、となると、自然と釣り人は少ないし、天候大荒れの前の荒食いとも思えるようなイワナの行動があれば、一方では魚影はたくさん見えるけれども反応薄!なんてゲストもいる。なかなかややこしい釣り場選びだ。ダメな時は南郷トマトの大盛りサラダで我慢してもらうか!
 8/13(日)の宿泊分から8/17(水)の宿泊分まで、休養を兼ねてお休みをいただきます。8/18(金)の宿泊分から営業再開となりますので、よろしくお願い致します。ちょうど台風7号が大当たりしそうですね。これも自然の流れ、逆らえません。



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2023年7月31日月曜日

夏キノコ、ハナビラタケの季節。

  2023年の夏がやって来て、奥会津でも30℃に届く日がありました。梅雨前線があった時期からおかしな天気図のまま梅雨明けとなり、それからというもの雨が減りました。源頭部が弱い川は水量が減り始め、これからは雨のタイミングを見計らっての川選びになりそうです。今よりもさらに檜枝岐村漁協の川は釣り人で込み合いそうですね。十分な水量があって、イワナがたくさんいれば、予想は出来ます。
 釣りも良いですが、夏のキノコが出てきました。当宿のプレミアム食材にもなっているハナビラタケは、夏野菜と一緒に天ぷらで提供しています。はたして運のいいお客様は、今年は何人いるのか。天候不順で雨が少なくなっている今では、収穫すら難しい状況ですが、今年最初のキノコパトロールでは無事に複数の株を収穫して安堵。運のいいお客様は3人いました。
 ハナビラタケは「幻のキノコ」と言われて久しく、近年は抗癌作用が期待できるとの研究結果が報告され、価格は上昇中です。幻を手づかみで握り、カラマツの匂いとともに帰宅するときの充実感がたまりません。近年は栽培も成功していますが、天然のハナビラタケはマイタケを上回る値が付いているようです。これは記録だ、1本の倒木に3個発生は珍しい!




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2023年7月27日木曜日

梅雨明けで盛夏の釣り。

  東北南部は例年よりも早い梅雨明けとされました。天気図でそういうふうになると梅雨明けなので、気象庁の都合ですが、それも東北南部を管轄する仙台管区の都合です。梅雨時の湿度の高い日はやや無くなりますが、朝が18℃で昼が28℃となり、奥会津の短い盛夏が始まりました。暮らしていると不思議なもので、奥会津は実はもう1段階湿度が下がる事があり、ほとんどの年でその傾向があります。2段階目は、朝が16℃で昼は28℃になります。ややまとまった雨があれば、2段階目のタイミングです。
 「海の日」の3連休で釣り人の大きな波が終わり、夏の釣りの本番に入りました。自分の体調を考えて、無理せず、マイペースで釣りをする事をお勧めします。15℃くらいの水辺で遊んでいるとついつい休息を忘れがちになりますが、今は”疲れる前にきちんと休む”と言うのが大切です。それと水分補給と適度な糖分補給も。日差しが強い場所での長時間の釣りは避けましょう。分かっていてもやってしまうのが、釣りバカな毛鉤釣りの特徴ですよ。気を付けましょうね。
 初夏に入った頃、調査を兼ねて、やや深い場所に釣りに出掛けました。梅雨明け前で、まだよく雨が降っていた頃なので、増水後の釣り上がりになります。今シーズン初の尺上イワナが姿を現し、なんと言うか、巡り合わせって分からないものだなと思います。本流をあきらめたら、そこから展開して。その時の様子をアップしました。ちょっろ涼しげにも感じます。気休めにどうぞ。



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2023年7月22日土曜日

センボンシメジの勘違い。

 初秋の頃、コナラやクヌギのある雑木林に発生するセンボンシメジが顔を出しました。どうやらまとまった雨があった後に気温が急上昇しその後急降下たのが要因みたいで、秋だと間違って出てきたようです。今はタマゴタケ、ヤマドリタケ、ハナビラタケのシーズンインに当たりますが、同時に秋のキノコも見られるのは珍しい事です。梅雨時にハタケシメジが出たり、サクラシメジが出たり、ハナイグチが出たりはありましたが、センボンシメジの勘違いは初めてです。
 センボンシメジのセンボンは「千本」で、たくさんの針のような幼菌がまとまって株立ちして発生している様を指し、別名「シャカシメジ」とも呼ばれています。お釈迦様の頭の様子に似ているからです。絶品の高級キノコですが、肉質が中空のためややもろく、美味しい食菌だけに虫も良く入ります。株は小さめでしたので、ちゃんと塩水で虫出しして、乾燥保存と行きましょう。スープに決定だな。



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2023年7月16日日曜日

今年の梅雨は最高です。

  九州・中国・北東北では停滞している梅雨前線の影響で、大雨による被害が出ています。落ち着ける日が早くやってくる事を願っています。こちらも2度の豪雨災害に見舞われ、災害復旧工事は今なお続いていますが、大部分の被災箇所は改良され復旧しています。今も大事ですが、今後の安全な暮らしのためにも、早急な対策予算と施策実施に向けて、頑張っていきましょう。
 今年の「海の日」の3連休は、絶好の釣りチャンスとなりました。北東北の大雨は”東北”でひとくくりにされてしまうため、出渋っている釣り人が多く、川は空いていますね。水量はずっと多めのままで、天気は曇り一時雨。雷もバリバリとは聞こえてこない。時折通り雨はあるものの、イワナにとっては恵みの雨です。ちょうどエアポケットのように奥会津がはまっていて、どこに行っても釣りは出来る状況です。気温も20~25℃で快適温度、でも、今日(7/16)からは気温が上がって来ていて、湿度の高い梅雨空が戻って来ています。今らしい季節に戻っただけですので、別段釣りには影響ありません。
 懐かしい新緑の最後の釣りを動画にまとめました。仕事をしている釣りの時間はせいぜい3時間が限界です。家内制手工業とも言える当宿宿泊業にはたくさんの業務がありますので、1ヵ所様子を見てくる程度になります。加えて、取材対応や漁協の仕事もあり、日によっては多忙の一言。宿は暇ですが。



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ただ今、養生中です。(2024.5.13)

  冬のバイトで膝を酷使したため、軸足の左膝がいまだに痛い。このまま秋になってしまうと困るので、地元の診療所に見立てしてもらった。その結果、側副靱帯損傷ということで、予防接種と血圧の薬以外で初めて御厄介になった。「注射1本打っとくか!」と言われたが、5月中は時間があるので、自分で...