今年の5月には取材協力が2件あり、2件目の「釣りびと万歳(NHKBSプレミアム)」ロケ終了という事で珍しくも集合写真というか、記念写真というか、そう記念写真だね。ドライフライスクールの終わりにはたまにはありますが、自分も写り込むなんて事はお願いされない限りはなかった。そこを、この時は逆にお願いしてみた。スタッフ全員で。そうなるとスタッフも話が早いもので、ノリノリでとんとんと進む。三脚にちっちゃいデジカメRX100を固定してくれて、収録終わりの、万事うまくいった安心感からか、表情はみんな明るい。
春香クリスティーンはいつも「春香さん」と呼ばれる。頭脳は明晰で、アドバイスをしっかり受け止めて、小声で自問自答しながら、集中してキャスティングする。初日の午後は増水と気温低下でイワナが見えていても反応せずの状態になり、午後がまるまるキャスティングレッスンになった。これが功を奏して、翌日の快晴、気温上昇、ハッチの嵐、水量低下の好条件の中、見事なマッチ・ザ・ハッチになり、映像では3尾の釣果だが実は6尾の釣果につながった。多くは今年の春の成魚放流のイワナだったが、バレたイワナと最後の巻き返しでのイワナは良い個体だった。キャンスティング技術も向上していてガラッと変わっていたのは、見ている人ならすぐに分かったかな。
春香さんはデビューから運動が苦手で、運動神経を持っていない、と思って収録に臨んだ。日常生活の中での運動能力までしかないわけだが、物事の理解力と集中力は素晴らしいものがあり、自分のアドバイスを的確に実践に移してくれた。本人も終始楽しそうで、それがスタッフにも伝染していき、良い内容の番組に仕上げてくれた。使えるVTRが20時間もあったそうだ。それが30分番組に編集されてしまうので、編集泣かせの嬉しい悲鳴だったそうだ。自分は出演が釣りの場面に限られるので、20分位だね。
オンエア後の漁協舘岩支部への問合せは異常なほどで、しばらくは鱒沢川が釣り人で混んでいたそうだ。自分からすると、鱒沢川はいつも混んでいるので、いつもどうりで異常なしなんだが、やはり釣り人を呼び込む効果はあったようだ。オンエアは7/9でも、収録は5月末だから、そのイワナはどこかに行っちゃったよ、きっと。
地元へ少しでも地域貢献ができた事は良かった。ここまで20年、舘岩にお世話になってきて、その自然環境を生かして商売させてもらっている。恩返しといえば今まで何もしていないし、放流の手伝いをしているくらいか。近い存在の人たちにもけっこう喜んでもらえた。ゲストの夕食時の話題にも。
記念写真の登場人物は、ディレクター、カメラ、音声、ドローン、ホリプロ、そして踊らされた春香さんと自分。
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