今シーズンも檜枝岐村漁協の舟岐川(ふなまたがわ)はフライフィッシャーであふれている。今シーズンの舟岐川は5月の低温期間の影響があり、ベストシーズン入りが少し遅れて6月上旬からだった。七入橋から上流域の実川が放流不可能になって3年以上経ち、その分の放流量をすべて舟岐川へ持って行っているようだ。魚がたくさんいれば釣り人もたくさん来る、これは健全なレジャーの形。舟岐川だけに釣り人が集中しているなんて、もういつもの事、あたり前の事。特に2023年シーズンは30cm未だにを超えるサイズのイワナの成魚放流もあった。これは村政100周年で道の駅が誕生した時以来だが、まだ5年ほどしか経っていない。檜枝岐の釣りが年1の釣り人も、毎年何度かは通っている釣り人も、年券を買っている釣り人も、魚がうじゃうじゃいたって困る人はあまりいないだろう。今年は猛暑1ヵ月、川が水不足、東北も水不足、しかも追い打ちをかけるようだが、今日(9/1)の檜枝岐村は最高気温30℃超え、豪雪地帯に真夏日到来だ。檜枝岐村の今朝は13℃だから、2倍の気温上昇になっている。
以前にも書いたが、舟岐川は源頭が帝釈山2000m級であり、連山は山頂に湿原を持つ田代山2000m級。要するに間接的に湿原の川になります。ここんところ、押さえておきましょう! 檜枝岐村の役場が標高1000mだから、本流筋がトヤス沢と呼び名を変えると急激に流れは傾斜を増し、2000mまで駆け上る。よって林道も同じように急カーブ、急傾斜となって登山口に続く。奥会津は豪雪地帯だから年間の総積雪量は5~6m、すなわち雪解けは当然遅く、日帰り温泉の「燧の湯」近辺の民宿よりも先の道路は除雪作業も3月下旬を待って本格化する。そんな雪深い風景をフライフィッシャーは想像するわくもなく、ここ数年は4月やGWに檜枝岐村に行っているフライフィッシャーも増えている。当たり前だが、雪解け水で大増水の川を見て呆然とするポーズをとる事になる。仕方がないね。でも、現実を見ただけ、一歩進んだね。
2023年、C&R区間先のシェッドの工事は終わり、キリンテ地区や七入地区が釣り場として復活しようとしている。豪雨災害の復旧工事も国道沿いはほぼ完了した模様だが、今年は8月上旬に舟岐川下流域の工事で数日車輌通行止めになった。バッチリ日程がかぶった釣り人はがっかりだったね。観光協会や漁協に問い合わせすればちゃんと教えてくれますが、電話レスな時代にあって、釣り人も電話レス。自分の事だからそれは仕様がない。携帯で電話1本、おそらく無料通話分で済む話だが、電話できるかできないか、そこが運命の分かれ目だ。当宿のゲストは電話くらいは惜しまない、そして苦痛でもないから安心していられる。
これから夏の終わり、秋の始まりの釣り。雪国の短い夏の釣りは、過去最高に暑く、イワナもバテ気味だった時もあった。最高気温が25℃位にまで落ち着いてくれば、それはあたかも初夏の釣り。20℃位にまで季節が進めば、まるで春のライズの釣り。放流はちゃんとあるので、イワナがうじゃうじゃいる状況は変わらない。あなたの釣り納めにもいいんじゃない? そして何よりもビューティフルな風景に自分が立ち、ゆっくりと時間が過ぎていくのがたまらなく嬉しいんじゃない?
自分の檜枝岐での釣りは、開業以来初めて無しになりそう。年券も買っていない。隣村だから、別に遠くはないし、実際には車で40分で着いちゃう。釣りのスタイルにもよるが、そこそこゲストが檜枝岐に行っているので、フィードバックだけで状況が分かる。ゲスト様様、いつもありがとうございます。自分の釣りのスタイルは今の舟岐川には当てはまらないので、今シーズンはパスしておく。2021年に釣れた舟岐川でのイワナは、思い出してみても、眼が良い。「早く水に返せよ!」と言っているようだ。
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